『ぶどう&ワイン』で心もカラダも健康〜山梨の特産品の東洋医学的効能〜
前回より『春のカレー養生』というテーマでお届けしております。
発端は僕が『ニシキヤキッチン』さんのレトルトカレーを色々お取り寄せしたことがきっかけなのですが、前回は『なぜ春にカレーがおすすめなのか?』についてお届けしました。
今回はそんなカレーを体調や大切別に楽しみながら活用する食養生についてお届けしたいと思います。
春はカレーがおすすめ!漢方的体調&体質別・春のカレー養生〜②〜【漢方的食養生】
#漢方的食養生
というテーマでお届けいたします。
【レトルトは『手抜き』ではなく『手間抜き』】
カレーについてお届けする前に今回僕がお取り寄せしたのはレトルトカレーです。
『え、レトルトカレーってカラダに悪いんでしょ?』
と思っている方結構多いと思いますし、レトルトや冷凍食品などは『手抜き』の食事の代名詞として扱われております。
たしかにレトルトカレーの中には正直あまり取りたくないような成分がたくさん使われているものがあるのも事実です。
しかし最近は健康志向の高まりや、付加価値の高い商品を作りたいというメーカーさんの思いと、付加価値の高い商品を楽しみたいユーザーの思いもあり、レトルト食品や冷凍食品の質も非常に高まっております。
以前、どこかの冷凍食品のメーカーさんが仰っていましたが良質の冷凍食品を活用することは
『手抜き』ではなく『手間抜き』
僕も全くそのとおりだと思います。
子育て中の方は特に感じることがあるかもしれませんが、レトルトを食べさせて『私は手抜きしている』と罪悪感を感じたり
『手作りしなくちゃダメ』と過度に意識しすぎてストレスを抱える必要はないと思います。
どんなに手作りでカラダに良い食事を毎日食べていても作ることが過度のストレスになっていては最終的には病気の原因となってしまいます。
商品は選ばないと行けないと思いますが、信頼できるメーカーさんやお店の物を活用して上手に日々の食事の『手間抜き』をしましょう。
【体調&体質別・春のカレー養生〜その1〜ストレスタイプ】
それでは本題のカレー養生をお伝えしていきましょう。
まずは春の不調の代名詞とも言えるストレスタイプにおすすめのカレーの食べ方。
春は何かと気忙しくイライラしたり、クヨクヨ悩んだりしやすい時期です。漢方では春は情緒と関係深い『肝』が弱る時期なのでメンタル不調が起きやすい時期と考えます。
そんな時は香りが良くスパイシーなカレーは前回もお伝えしたとおりおすすめです。
注意したいのがイライラする方は辛味の強いカレーを食べると熱がこもり、さらにイライラが強くなることがあるので、辛さは控えめにしておきましょう。
◆メンタル不調は酸味を活用
おすすめはカレーを食べる際に
『酸味』
を効かせましょう。カレーにはもともと各自味としてレモン果汁などが使われます。フレッシュなレモン果汁や季節の柑橘類を絞ってかけたりするなどして食べる酸味を効かせたカレーがおすすめです。
酸味は一緒に煮込んでしまうとすぐに香りと一緒に酸味も飛んでしまうので食べる直前にご飯やナン、ルーにかけて楽しみましょう。
市販のカレー等で酸味が効いたタイプのものがあれば積極的に食べておきましょう。市販のレモン果汁などをかけるだけでもOK
ちなみに僕が購入したニシキヤキッチンさんには
『レモンクリームチキンカレー』
という商品があるので酸味も効いており、気分が不安定なメンタル不調の方にはおすすめのカレーだと思います。
◆メンタル不調の方のカレーのお供におすすめのトッピングは・・・
次にメンタル不調がある方に今回おすすめしたいものは『野菜』です。
カレーに野菜、当たり前と思うかもしれませんが、様々な野菜の中でも春のカレー養生のメンタルケアでおすすめなのが
『レタス』
『キャベツ』
『セロリ』
この3つです。
以外な感じがするかもしれませんね。
レタスのほのかな苦味はイライラや興奮を鎮めてくれたり、気持ちを落ち着かせる効果があると薬膳では考えます。
また、キャベツは消化を促進してれる働きがあり、ストレスで胃腸の働きが悪くなったている方や怒りや不安で気を消耗した方には、消耗した気を高めてくれるのでおすすめです。
セロリはレタス同様苦味があり興奮を鎮める働きがあります。のぼせてしまったり、イライラしやすい方は積極的に取りましょう。また強い香りは気の巡りを整えてくれるので、不眠がちな方にもおすすめです。
セロリやキャベツ、レタスなどはカレーと一緒のにサラダで食べても良いのですが、せっかくのカレー養生、ぜひカレーの具材として一緒に食べましょう。
生ではなく軽く炒めてからカレーにトッピングしたり、香りが残るように軽く下茹でして食べる直前に混ぜ合わせても良いでしょう。スパイスカレーならなお良いですが、市販のルーを使ったカレーでもちょっとした工夫でストレス対策のカレーになります。
【体調&体質別・春のカレー養生〜その2〜体力・免疫低下タイプ】
次に紹介するのは体力低下や免疫バランスが乱れてしまっている方におすすめの春のカレー養生です。
春は花粉症のトップシーズン。先程もお伝えしましたが春は何かと忙しくて気疲れから体力が低下してしまう方も少なくありません。
また寒い冬場に無理した方も春になって疲労が現れてきます。日頃から疲れやすい、風邪をひきやすい、花粉症が酷い、そんな方にはこれから紹介する『気を補う』カレー養生がおすすめです。
◆元気不足の方におすすめのトッピング
元気不足でカラダのバリア機能が低下して感染症やアレルギーなどが起こりやすい方におすすめは
『じゃがいも』『人参』『かぼちゃ』『豆類』
カレーの具材の定番のじゃがいも、人参、実は元気を補う定番の野菜なのです。
イモ類は糖質もしっかり補給できるので、疲れやすい方や病気の時などは柔らかく煮込んで積極的に食べましょう。
またかぼちゃは気虚という元気不足には最高の野菜です。カレーに混ぜ込むことで甘味やとろみもでて食べやすくなるのでお子さんにもおすすめです。素揚げした物をトッピングしても良いでしょう。
大豆などの豆類も元気を補う働きがあるのでおすすめです。そら豆やさやえんどうのような豆類もカレーとの相性が良いので軽く茹でたものをトッピングしたりして一緒に食べましょう。
ちなみにこの元気不足タイプの方、カレーを食べる時はナンよりもご飯がおすすめです。
お米は元気を補う代表的食材。定番の話ですが『気』の旧字体は『氣』です。
米という字が入るぐらい気を補う食材と薬膳では考えられております。
元気不足の方はぜひご飯でカレーを食べましょうね。
ちなみにサフランライスに使われるスパイスのサフランには
『活血』という血液の巡りを良くして汚れをとってくれる働きが薬膳的にはあります。
冷え性の方はサフランにはややカラダを冷やす作用があるので白米がおすすめです。(だから暑い国で食べられるいるんです)
次回は春のカレー養生最終回をお届けいたします。
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