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『食べる』『寝る』『動く』カラダを病から守る漢方的3つの基礎養生〜その①〜【漢方的ライフスタイル】

早川弘太

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テーマ:新型コロナウイルス対策

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今回は無料記事として配信させていただいておりますのでぜひ最後まで御覧ください。

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僕らは病気から逃れることができない。

人生で逃れることが出来ないことの一つが『病』です。

だから僕らは日々養生して、被害を最小限に食い止めたり、頻度を少なくしています。

そんな病気の予防に繋がる養生ですが今は様々な情報が溢れており『なにからやったら良いのか?』と迷子になってしまう方も少なくないと思います。

また様々な養生法の中より、自分の体質、生活習慣などを踏まえて『自分にあった養生』をすることが基本なのですが

『何が自分にあっているのか?』

イマイチわからないですよね。

そこで、今回は養生の中でも基本となる3つのことを改めて皆さんにお伝えしたいと思います。

『食べる』『寝る』『動く』カラダを病から守る漢方的3つの基礎養生〜その①〜【漢方的ライフスタイル】


#漢方的ライフスタイル

というテーマでお届け致します。

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☆漢方的食養生セミナー開催のご案内☆

漢方の知恵、食養生で病気を未然に防ぎましょう。
ご自分の体調、体質、起こりやすい不調の種類ごとに必要な食養生を行うことで『未病先防』大きな病気になることを未然に防ぐことができると漢方では考えます。

2022年1月の漢方オンラインセミナーのテーマは『漢方的食養生』

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◇参加費1000円(税込)

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【健全な免疫力の維持をするには?】

病気からは逃れることは出来ませんが、年中病気になる方、長い人生でほとんど病気らしい病気をしない方、色々ですが、感染症に限らずこの違いはどこにあるのでしょうか?

また、流行性の感染症になってしまってもほとんど無症状、感染してもほとんど症状もなくすぐに回復する人と重症化したり、いつまでも治らない人、この違いはどこにあるのでしょうか?

その大切なポイントの一つが『健全な免疫力の維持』だと思います。

カラダを外敵から守ってくれるカラダのシステム『免疫』

よく免疫を強弱で表すことがありますが、健全な免疫とは決して免疫力が『強い』状態を指すわけではありません。

免疫は強すぎて暴走するとアレルギーやリウマチのような『自己免疫性疾患』と呼ばれる病気、自分を守ろうとする反応が暴走してしまい、結果的に自分を痛めつけてしまうようなことも起こりやすくなります。

逆に低すぎると様々な感染症になりやすくなってしまうので、免疫は中医学では非常に大切している考え

『中庸』

偏らず、という状態が非常に重要で健全な免疫とは働くべきときにはしっかり働き、必要以上に暴れない、そんな状態だと言えるでしょう。

そんな状態にできるだけ近づけてくれるような養生を3つのポイントからご紹介したいと思います。

【胃腸を強くして免疫力を高めよう】


まずは漢方・中医学的には『脾胃』と言われる消化器全般の働きを整えておくことが大切です。

中医学では『脾胃の働きが強ければ病邪を受け付けない』と考えます。

脾胃(胃腸など消化器全般)は体が健全に働き健康を維持するためにもっとも重要な働きをしているということです。

食べたものをカラダに必要なエネルギーに変える脾胃の働きが低下すると、生命力を維持するエネルギーも低下して免疫力のバランスが崩れてしまいます。

カラダの力が低下するので当然病気がちになったり、食欲不振や胃もたれ、下痢や便秘、残便感など様々な不調が表れるようになります。

【飽食の時代だからこそ注意したい脾胃の健康】

食料事情が厳しかった昔ですら脾胃・胃腸が大切と考えたのです。飽食の時代と言われて、食べ過ぎ、飲み過ぎで胃腸に負担をかけている僕ら現代人であれば昔の人以上にこの脾胃を養わないといけないと思います。

基本となる脾胃を養う養生をここからはご紹介します。

☆脾胃を養う食養生

・温かい和食を中心によく噛んで食べて腹八分目にしておく。

最近では火を通していないサラダなど生野菜を1年中食べていますが、できるだけ火を通した温かいものを食べましょう。寒いところにいくと僕らがカラダを縮こめるように、胃腸も冷たいものを取れば縮んでしまい働きが低下します。体の冷えは体温の低下も招き、低体温は免疫力を低下させることがわかっています。

日頃から冷蔵庫からだして直接食べるものでなく、煮物、鍋物、汁物などを積極的に取りましょう。

胃腸が弱い方は日頃からお粥を常食するのもおすすめです。スープジャーを使ってお米とお湯があれば簡単にできるお粥レシピなので良かったら御覧ください。

https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1310005932/


・旬の温野菜を多めに食べる

体調に気を配って野菜をしっかり食べている方は多いと思います。素晴らしいことですが最初でもお伝えしたように生野菜は真夏の時期以外は極力控えて旬の温野菜をしっかり取りましょう。

旬の野菜は当然ですがその時期を過ごすのに必要な栄養素を含んでいるものがほとんど。1年中同じものが食べれる今だからこそ、旬を大切にしたいですね。

そして温野菜ですが、どうしても根菜類が中心になりがちです。根菜類はもちろん良いのですが、バランスを考えて葉物野菜も一緒に取りましょう。

旬の野菜が一番良いのですが、こだわりすぎてストレスになってしまったり、こだわりすぎて食べれなくなるぐらいであれば、冷凍の野菜、カット野菜などでも構いませんので、火をしっかり通した温野菜サラダなどで胃腸を整えましょう。

・夜遅い時間に食べない

これも養生の基本中の基本ですが、遅い時間の食事はもっとも胃腸を痛めます。夜は朝昼と違い活動しないのでエネルギーとして食べたものが消費されず肥満の原因ともなります。

できるだけ夜9時以降の飲食は避けておきましょう。

遅い食事は胃腸の負担だけでなく、寝ている時に本来はカラダのメンテナンスで使うエネルギーが消化吸収に使われてしまうため疲労が取れにくくなります。

朝からカラダがかったるい、という方で遅い時間の飲食が習慣化している方は注意しましょう。

疲労は免疫バランスを乱すもっとも大きな原因です。

・脂っこいもの、甘いもの、冷たいもの、味の濃いものを避ける

これはもう言うまでもない養生ですが、実は適度な甘味は消化器全般を中医学では指す『脾』を養うと考えられています。

『じゃあ、甘いもの食べたほうが良いじゃん』

と思われがちですが、ここでいう『甘味』は砂糖を使った甘いお菓子などではなく自然の甘み、イモ類やお米のでんぷん質などの甘味のことなので、注意しましょう。

・温かい水分を取る&がぶ飲みしない

水分はカラダを維持するために必要不可欠なものですが『過ぎたるは及ばざるが如し』の代表です。

また、胃腸機能を低下させたければ冷たい飲み物をがぶ飲みすればすぐに胃腸の働きは乱れてしまうぐらい、冷たい飲み物とがぶ飲みは胃腸の天敵です。

できるだけ常温に近い温度か温かい状態のものをゆっくり飲むようにして胃腸への負荷を減らしましょう。

温かい飲み物=コーヒーやお茶

というイメージが強いのでついつい寒い時期は温かいコーヒー、紅茶、緑茶などの量が増えますが、カフェインの過剰摂取にもなりやすので注意が必要です。

おすすめは『白湯』

最初は『お湯だけ飲む』ということに抵抗があるかもしれませんが、すぐに慣れてしまい美味しく感じます。

また『ちょこっと養生茶』もおすすめです。

これはちゃんとしたお茶でなく、手軽に手に入る生薬を白湯に入れて飲む方法です。

クコの実、みかんの皮の陳皮、ナツメなどをちぎってマイボトルに入れてしばらくほっておくだけで甘みや香りがついて美味しく、なおかつカラダにプラスの働きも色々あるのでおすすめです。

簡単なのでぜひお試しください。

次回も3つの養生についてお届け致します。

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早川弘太
専門家

早川弘太(販売職)

株式会社 沢田屋薬局

医療機関などでは、忙しくてなかなか話を聞いてもらえなかったご経験ありませんか?まずお客様のお話をゆっくりとお聞きさせていただき、一緒に不調の原因を考えていきます。漢方相談と健康相談を行っています。

早川弘太プロは山梨日日新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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