『人生を変える幸せの腰痛学校』【ブックレビュー】
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どうも!
セ・リーグは東京ヤクルトスワローズが見事に昨年の最下位から優勝をしましたね。
ヤクルトスワローズといえば村上春樹さんが熱心なヤクルトスワローズファンということは結構有名なのですがそういえば村上春樹さんのラジオ番組のスポンサーにヤクルトがついているということに今気がついた
さわたや薬房の早川です。
#だからヤクルトだったのか
村上春樹さんが神宮球場の外野席で野球の試合を見ているときに『小説を書いてみよう』と頭に浮かんだというエピソードもあります。
久しぶりの日本一で村上さんも喜ばれていると思います。ヤクルトの主砲は今『村上選手』ですね。神宮球場に『村上コール』が鳴り響くのを聴いていみたいですね。
村上春樹さんは神戸のご出身なので野球チームだと阪神タイガースやオリックス・バファローズのファンが多い地域なのですが、ヤクルトスワローズのファンなんですよね。
でも、六甲おろしを歌う村上春樹さんはどうもしっくり来ませんね。
なんとなく東京音頭に合わせて傘を持ち上げている村上さんの方がなんだか可愛らしくていいですよね。
さて、僕は健康相談の際、主訴(メインでお悩みの症状)以外でどんなカラダの弱りがあるかをいつも確認させてもらっています。
例えば、主訴が生理痛で来店された方でしたら、どんな種類の痛みがどんな風に起こっているのか?
月経何日目からどのぐらい痛いのか?
月経前の体調はどうなのか?
月経後の体調はどうなのか?
と言った月経にまつわる様々なことを確認すると同時に、カラダの調子全体を確認するために周辺症状や体質的な確認なども欠かせないポイントです。
そんな主訴以外の体調のことをお聴きするとかなりの確率でチェックが付く項目が『肩こり』です。
今日はある意味、もっとも身近なカラダの不調とも言える『肩こり』について
肩こりで死ぬことは無いが万病の元になる【原因から考える『肩こり』対策】
というテーマでお届け致します。
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【肩こりの原因は?】
今回は多くの方がお悩みで、病院に行くほどではないにしても日々の生活の質を低下させてしまっている不調
『肩こり』
についてお届けします。
肩は毎日僕らを文字通り健気に支えてくれています。
首や肩は、約6〜7kgある頭と約3〜4kgある腕を常に支え続けています。
その大切な肩が凝ってしまっているということは皆さんが思っている以上にカラダにとって大変な事なのです。
さて、そんな多くの方が抱える不調、肩こりですが、その原因は何でしょうか?
結論から言うと
それはズバリ『筋肉の緊張』です。
いつもなら勿体ぶって最後にお伝えするところですが、今回最初にお伝えしたのには理由があります。
肩こりを改善していくために最も大切なことは
肩周辺の筋肉がなぜ緊張しているのか?
をしっかりと考えないと行けないからです。ここが今日の本題だからです。
【肩こりの仕組み】
肩こり対策をお伝えするにはまず原因から、肩こりが起こる仕組みを知らないといけません。
肩こりの仕組みは
筋肉の過緊張
↓
血管の圧迫
↓
発痛物質の蓄積
(各組織への血液供給量が低下することで酸素と栄養素不足により発痛物質が蓄積して末梢神経を刺激)
↓
痛み・炎症の発生
(刺激情報が脳に伝わると痛みとして認識される。患部では炎症が起こり筋肉が緊張をして悪循環に)
このようになっているので、結局は肩の筋肉の緊張をとらないといけないのです。
中医学的には筋肉の緊張で血の巡りが悪くなる
『瘀血』(おけつ)というものが原因と考えます。
中医学でも瘀血の原因は様々です。
それではどんな原因で肩の筋肉が緊張するのか?を見てみましょう。
【肩の筋肉が緊張する原因】
1)過度の負担
まず最初に挙げられるのが筋肉の過度の負担です。
たとえば天井に何かを取り付けるような仕事をしている方や、製造業や飲食業で肩を過度に使うような場合などがこれに当たります。
いわゆる使いすぎて筋肉を痛めてしまうような感じです。
2)長時間同じ姿勢でいること
これはパソコンやスマホなどを長時間使用することで同じ姿勢で居続けることで起こるものです。車の長時間の運転からくる肩こりもこれに当てはまると思います。
ある意味、生活習慣、仕事習慣から来る肩こりでもっとも多い肩こりの原因と言えるかもしれません。
決して一番最初のように肩を過度に使っているわけではありませんが、同じ姿勢で居続けること、動かさなすぎてうまく動けなくなるという典型的なパターンと言えるでしょう。
3)ストレスによる過緊張
そして3番めがストレスによる過緊張です。
肩こりは交感神経と言って、アドレナリンを出してカラダの動きを活発にするときに優位になる神経が過緊張になっている大きなサインと言われています。
交感神経が優位な状態は以前にもお伝えしたことがあるとおもいますが、カラダが常にじゃんけんの『グー』になっている状態です。
筋肉が過度に緊張している状態がストレスを受けている状態だと続くの筋肉がこわばりやすくなります。
怒ったり、ストレスフルな状態をマンガで描くとほぼほぼいわゆる『怒り肩』のような肩をすくめたような状態になっていますよね。
こんな状態が常に続けば血流が良くなるわけもなく、どんどん筋肉が緊張して肩こりがひどくなります。
このストレスによる肩こりは大人だけでなく子供でも起こるのが特徴です。
もしお子様で肩こりを訴えるようでしたら環境に配慮してあげることも大事だと思います。
4)冷えて肩の筋肉が過緊張
これはすごくわかりやすいと思います。
寒い時は前述のストレスのときと同じく肩をすくめて縮こまりますよね。
寒い場所で仕事をしたり、衣服が無防備だったり、急激な寒暖差などでも肩こりがおこります。冷え性の方は特に注意が必要です。
5)姿勢が悪い
猫背などのように姿勢が悪くても当然肩に変な力が入ってしまって肩こりの原因となります。肩こりの方は自分の立つ姿、座る姿を写メに撮ってみたり、姿見で自分の立つ姿勢を見てみましょう。
猫背はもちろん、肩の高さが左右で違う、骨盤の歪みがある、O脚など姿勢に問題がある方はまずそこから整えていきましょう。
6)運動不足
使いすぎても肩こりになりますが、使わなすぎ、動かさなすぎても筋肉は衰えたり固くなり、ちょっと使っただけでも肩こりなどの不調を起こしやすくなります。
『肩は回して治すもの』
とよく言いますので、定期的に動かすことも大切です。
【大切なのは原因をしっかり見極めること】
肩こりの場合多くの方がとりあえず湿布を張ったり、消炎鎮痛剤などが入った塗り薬を塗ったり、マッサージや整体などの施術を受けたりしてケアしていると思います。
もちろんそのようなケアはとても大切で今痛くなってしまっている状態や凝った状態を改善してくれますので上手に活用することが大切です。
痛み止めを服用したり、筋弛緩剤などを病院で処方されて飲むことも基本的には凝ってしまった筋肉を一時的にほぐしたり、痛みを緩和するためのケアとしては有効だと思います。
その後でも良いですし、それと同時進行でも良いので
そこまで筋肉が過緊張になってしまった原因を
自分の体調全体を見てお手入れしていくことが大切だと思います。
そうしないといつまでたっても痛み止めや筋弛緩剤を服用したり
貼り薬を使ったり
毎週のようにマッサージなどの施術に通わないといけなくなり根本的な改善が遅れてしまうと思います。
肩こりは多くの場合、病院でも整形外科、なので外科的な治療で外側からの施術や外用薬、内服も痛み止めなどが中心です。
漢方などの良いところは外科的な領域を内科的なアプローチでケアできる所、カラダの内側から先程ご紹介した筋肉の緊張を楽にするケアができるので、興味がある方は専門店で相談してみてくださいね。
【肩こり対策の養生】
今回は肩こりについてお届けしました。原因について詳しくお伝えしましたが原因さえちゃんとわかれば生活の中で何を気をつければよいかわかると思いますので、養生法はサラッとお伝えしたいと思います。
基本的には肩こりの養生は先程お伝えした筋肉がなぜ緊張するのか?という理由によりカスタマイズされます。
1)肩を休ませる
これは肩を使いすぎて肩こりになった方です。このような肩は休みの日などで肩を使わない日は痛みが楽、という方です。使わないと楽という方は仕事がない日はパソコンやスマホ、読書など肩がこることはなるべく避けて休ませましょう。
2)肩をしっかり動かす
おすすめは以前にTwitterでも紹介した『W』のポーズのストレッチです。
https://twitter.com/sawatayaph/status/1239825640745881601
(Twitterへ・よかったらフォローしてくださいね)
凝っている場所が人により異なるので、痛みがある方は痛みに注意して無理がない範囲で定期的に肩をしっかり動かしましょう。
気持ち良いと思う範囲で良いのでできる限り動かしましょうね。
くれぐれも痛い時は無理しないようにしてくださいね。
3)入浴等で温める
筋肉をほぐすには温めることが大切です。急性期の肩こりなどの場合は例外として温めると痛みが増すことがありますので、急性期は気をつけてください。
慢性期の方や入浴後に肩が楽になるようでしたら積極的に入浴や音感タイプの外用薬、ホットパックなどで患部をほぐして上げましょう。
【肩こりは万病の元】
肩は先程お伝えしたとおり、大切な頭に血液で栄養と酸素を供給する大切な関所です。
この流れが悪くなると頭痛、目の疲れ、めまい、耳鳴り、高血圧など様々な病気の生みの親となります。
肩こりで死ぬことはありませんが、肩こりの先にある不調を考えると早めにケアしてほしいと思います。
パソコンなどをしすぎたり、運転しすぎたり、長時間乗り物で移動したりすれば誰しも肩こりはします。
大切なのはその肩こりを慢性化させないこと。
繰り返しになりますが、肩こりを感じている方は『たかが肩こり』と軽く考えないで、カラダのからの大切な弱りのサイン、と思い早めにケアしましょうね。
未病先防、肩こりの時点でしっかり対処しておきましょう。