夏にめん類を食べる時の注意点とは?〜夏のめん類食養生①〜
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どうも!
実は牛乳を飲むとお腹を壊します。
さわたや薬房の早川です。
#意外と弱いんです
なので、カフェなど行ってラテ系を飲みたい時はソイラテにしています。
さて、いよいよ10月に入りましたが、今後の天気予報を見ると25℃を越えるような夏日が続きそうですね。
昼間は暑いので冷たいお茶やアイスコーヒーを飲んでいる方も多いとおもいますが寒暖差もあり、胃腸も冷えやすいので冷たいものにはぜひご注意くださいね。
さて、そんな10月の初日である1日、実は10月1日は題名にもある通り
【コーヒーの日】でもあり
【日本茶の日】でもあるそうです。
非常に節操がない日とも言えますが(笑)
今日はコーヒーと日本茶についてお届けしたいと思います。
10月1日はコーヒー&日本茶の日【ティータイムの大切さを考える】
というテーマでお届け致します。
【カフェインで目の敵にされることも多い二人ですが・・・
さて、今回は『コーヒー』と『日本茶』について取り上げたいと思います。
日本茶もコーヒーも多くの方が1日一杯はどちらか飲んでいると思います。
それぐらい僕らの生活とは切っても来れない関係にあるものだと思います。
そんな身近な飲み物ですが、コーヒーも日本茶も何かと
『とりすぎに注意』
と言われることがあり敬遠している方も多いのではないでしょうか?
好かれてもいるし、嫌われてもいる、そんなコーヒーと日本茶ですが、実は美味しいだけでなくカラダにとっても良い働きがたくさんあります。
どんな飲食物も完璧なものはありません。大切なのはどう活用するか?
どんなものもそうですが、飲食物は飲み方、食べ方がとっても大切なので日本茶とコーヒー、それぞれの良いところ、注意したい点を見ていきたいと思います。
【コーヒーや緑茶で長寿に?その秘められた力とは】
まずコーヒーとお茶に関する健康情報と言えばこの話題をおぼえている方も多いと思います。
数年前に国立がん研究センター発表した
「コーヒーと緑茶摂取で死亡リスクが低減」
といニュースで当時ちょっとした話題となりました。
その時はコーヒー業界、日本茶業界は非常に色めき立っておりました。
僕たちが日常的に飲用している日本茶やコーヒーのどこにそのような力があるでしょう?
まずコーヒーに関して同センターは、2つの成分について当時言及していました。
その一つがコーヒーの代表的な含有成分であるカフェインです。
カフェインというと「眠気覚まし」というイメージが強いと思いまが、センターの発表では「カフェインの持つ血管内皮の機能改善が今回の結果につながっているのでは?」とのことでした。
そして2つ目の成分が「クロロゲン酸」です。
カフェインに比べると耳慣れない成分かもしれませんが、最近ではトクホ(特定保健用食品)のコーヒーでも使用されている成分です。
その働きは血糖値を改善し、血圧を調整する効果があると言われており
「カフェインと共に死亡リスクを下げている要因ではないか」
ということです。
【血圧や体脂肪、脂質を調整したり腸内環境を整えたりするカテキン】
次に日本人に馴染みの深い「日本茶・緑茶」。
この緑茶の摂取で死亡リスクの低下が見られた要因としては、やはり
「カテキンの効果によるものではないか?」
と言われています。
カテキンも、トクホで多く使用されている代表的な栄養素です。
カテキンは血圧や体脂肪、脂質の調整作用があると言われているほか、殺菌作用があるので「腸内環境を整えるのに有効」という話もあります。
このような働きで「死亡リスクを低減しているのではないか?」という発表でした。
【過ぎたるは及ばざるが如し】
しかし、注意して欲しいのは「過ぎたるは及ばざるが如し」ということです。
さまざまなサプリメントや食品がブームになりやすい「フードファディズム大国」である日本。
近年は熱狂的、狂信的に食べ物や栄養素に対して意識過剰になっている人が多く、このニュースが出た時も大量にコーヒーや日本茶を飲んでしまう方も少なからずいたそうです。
方程式はシンプル
コーヒーや緑茶で死亡リスク減=たくさん飲めば死亡リスクももっと減
っと考えてしまう方がいても不思議ではありませんが、当然そんなことはありません。
こういう情報には本当に注意が必要で、特にお年寄りは影響を受けやすくまわりで気をつけてあげる必要があります。
人は、加齢により内臓機能が低下していきます。
そこに大量の水分やカフェインが入ってくれば、体調を崩すリスクが高まります。
最近では、以前僕もnoteの記事でも取り上げた、カフェインが大量に含まれているエナジードリンクの飲み過ぎも問題視されており、不眠や夜間頻尿などのトラブルがでないように、年配の人の場合は周囲が見てあげることが大切でしょう。
☆どんなコーヒーやお茶を飲んでいるかも大切
さらに大切なのが
「どんなコーヒー、どんな日本茶を飲んでいるか?」
ということです。
コーヒーは、確かに1日3~4杯で死亡リスクが下がるというデータがありますが、砂糖や乳脂肪がたっぷり入ったコーヒーかブラックか、それによっても違います。
さらに細かく言えば、薄めのアメリカンをたくさん飲むか、濃いめのブレンドを小さなカップでとちょっといただくのか、それによっても異なります。
また、日本茶もすごく濃いお茶や冷たいお茶か?温かいお茶か?によってカラダに与える影響は違ってきます。
僕のところに胃の不調で相談に来る人によくよく話を聞くと
「マグカップで冷えた濃い目のコーヒーをたくさん飲んでいて、それをやめたら調子が戻った」
というような話もあります。
冷えたコーヒーは『胃寒』と言って胃腸を非常に冷やしてしまうので、アイスコーヒー大好きな方で胃腸がもともと弱い方などは注意が必要です。
【日本茶とコーヒーの中医学的働きとは?】
ちょうど胃が冷えてしまう『胃寒』という中医学の用語が出てきたので、薬膳的なコーヒーや日本茶の働きをここからはご紹介しましょう。
◆日本茶・緑茶の働き
まず日本茶ですが、日本茶のほとんどが緑茶です。緑茶は涼性で熱を冷ますタイプのお茶です。基本的には飲みすぎるとカラダを冷やしますが、夏の暑い時期には最適と言えるでしょう。
薬膳的な効能としては頭痛や目眩、喉の渇き、さらにはむくみなどにも効果的です。
◆コーヒーの働き
コーヒーは甘みと苦味を持っており温性の飲み物です。良い香りでリラックス効果もあり、カフェインの働きなどにより集中したい時ややる気を出したい時におすすめです。温かいコーヒーは元気不足の気虚の方にもおすすめです。
また『コーヒー飲むとトイレが近くなる』という方が多い通り、中医学的にも利尿作用があると考えます。
カフェインが気になる方は最近ではノンカフェインの『ディカフェコーヒー』も非常に美味しくなりましたし、緑茶でも最近ではカフェインが抜いてある緑茶も販売されているので、カフェインが気になる方は上手に活用したいですね。
【ティータイムの重要性】
コーヒーや日本茶の栄養学的は働き、中医学的な働きなどをご紹介してきました。上手に活用すれば健康に役に立つ飲み物ということは多少なりとも伝わったのではないかと思います。
実は今回僕が一番お伝えしたかったことはそんなことではありません。
コーヒーやお茶を飲むことで一番健康面で活用してほしいことは
『ゆっくりとティータイムを確保する』
ということです。
僕は『ゆっくりとお茶を飲む』という行為自体が非常に大切だと思います。
慌ただしい朝にちょっと5分、10分、腰をおろしてゆっくりとコーヒーを楽しむ
家事や育児、仕事で忙しい時に、ちょっと一息入れて心身をお茶を飲むことで休める
食事の後に『さぁ、次の仕事!』と慌ただしくすぐに動くのでなくちょっと時間で良いのでゆっくりとティータイムを取る
忙しくゆとりがない現代人にとってゆっくりとお茶の時間を確保することは非常に大切で、交感神経優位になりすぎて不調の方が増えている僕らにとって『ちょっと一息』というのはとても大切な時間なのです。
ただ休むだけでも良いのですが『お茶を飲む』という行為が休みをとるきっかけを作りやすくしていると思います。
特に中医学的な体質で『気滞』と言われるようなイライラしていて、落ち着きがなく、常に気を張ってるような方は意識的にお茶タイムを作ることも養生の一つだと思います。
お茶を飲んでゆっくりした時間を多くとっている人ほど副交感神経を優位にして、日中に高ぶる交感神経を緩和して最初にご紹介した国立がんセンターの発表の
「死亡リスクを下げている」
大きな要因ではないのかなぁと僕は感じています。
カフェインやカテキン、そのような栄養素だけに注目するのではなく「ゆっくりとお茶を飲む習慣・休憩を取る習慣」などにもぜひ注目してほしいと思います。
忙しい毎日の中で、ちょっとお茶の休憩をする
『心のゆとり』
が僕は一番健康には大切だと思います。
今日は10月1日がコーヒーの日、日本茶の日、ということでこの2つについてお届け致しました。
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