夏の食養生は『おむすび』で!薬膳的体質別の具材選びで夏を乗り切ろう!
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どうも!
みそ汁をチョイスする時に豚汁があるとほぼ豚汁を選んでしまう、肉食系男子
さわたや薬房の早川です。
#男は豚汁だろ
肉が入っているものがあるとどうしても肉を選んでしまいます。普通のみそ汁と豚汁が選べるなら迷わず未だに豚汁を選んでしまいますが、それにしてもちょっと豚肉を入れたぐらいであれほど心がときめくのはなぜでしょうか?一度豚汁の魅力について深堀りしてみたいと思います。。。
さて、前回のnoteでは「なぜ夏に味噌汁がオススメなのか?」ということをお伝えしました。
味噌汁が優れた食べ物という理由はいくつかありましたが、最後にお伝えしたのが「具材を自由に選べる」ということです。
詳しくは前回のnoteを御覧いただきたいのですが、味噌汁がカラダに非常に良い理由は出汁、味噌、温かいということはもちろんですが、体調や季節、体質によって具材選びができることであり、他の汁物ではありえない組み合わせも可能なある意味「自由」な料理なのです。
https://note.com/sawataya/n/n2815952ced92
(詳しくは前回のnoteを御覧ください)
そこで、今回はより夏の暑さに負けない養生食・味噌汁を皆さんに活用してほしいということで
夏こそ味噌汁〜体調別おすすめの具材とは?
というテーマでお届け致します。
体調別味噌汁おすすめの具材とは?
今回は夏におすすめの味噌汁の具材を少しご紹介したいと思います。
ここで紹介する具材に関しては薬膳的な見方を中心にしております。栄養学的な見方とはちょっと異なりますので御理解の上、ご覧いただければと思います。
毎年夏になると食欲が低下して夏バテしやすい方
まず最初は毎年夏になると食欲が低下してしまい夏バテをしやすい方におすすめの具材です。
このようなタイプの方は胃腸が非常に疲れやすいので柔らかく煮込んで食べることができる味噌汁はかなりオススメと言えるでしょう。
消化が良く体のエネルギー源たんぱく質がしっかりと補給できる豆腐はおすすめの具材と言えます。
体力も消耗しやすく中医学的には元気不足『気』を消耗しやすい状態にあると言えるので気を補う食材を一緒に使うと良いでしょう。
じゃがいもや山芋などの芋類お味噌汁の具材として柔らかくした状態で食べると気を補ってくれて、適度に糖質も補給することができるので『暑くて白いご飯を食べたくない』というような時も芋類で炭水化物の補給が出来るのでオススメです。
溶いた卵などを入れてかき玉汁のようにするのもタンパク補給ができてオススメです。
夏場エアコンや薄着で体が冷えてしまいやすい方
次は職場のエアコンが強すぎたり、薄着を好んだり、普段飲食するものが冷たいものが多いような方で夏でも体の冷えが気になるような方におすすめの具材です。
夏が旬のインゲン豆は微温性といって、ほのかに体を温める働きがありますので、食べやすい大きさに切り味噌汁の具材に入れたりすると良いでしょう。
かぼちゃは冬至に食べるイメージが強いですが実は夏が旬の野菜です。
かぼちゃも温性の野菜で、甘味がついて、お子様でも食べやすくなるので体が冷えやすい方の味噌汁の具としては最適です。
山梨県では郷土料理に『ほうとう』という小麦粉の平麺にカボチャなどの野菜を入れて味噌で煮込むという料理がありますが、味噌とかぼちゃは非常に相性が良いので実はおすすめの組み合わせです。
タンパク補給としては鶏肉などを入れるのがオススメです。
鶏肉もお肉の中では温性なので、体が冷えた時や、もともと元気と血液が不足しがちな女性の方には最適の具材と言えると思います。
夏になると暑くてイライラしやすい方
最後は日頃から体に熱がこもっていたり、 暑さでイライラしやすいような方におすすめの具材を紹介したいと思います。
最初にオススメしたいのが夏野菜の代表格『なす』です。
体が冷えてる方が食べ過ぎるとあまり良くないと言われますが、茄子は体の余計な熱を冷ましてくれる働きがあり熱っぽさをとってくれます。
元々体に熱がこもっていてイライラしやすい方にはうってつけの野菜と言えるでしょう。
ウリ科の夏野菜もおすすめです。
きゅうりはさすがに味噌汁に入れるのは違和感があるかもしれませんが、ゴーヤや冬瓜などはスープなどにも使われたりしますので味噌汁に入れても違和感はありません。
ゴーヤや冬瓜は夏野菜の特徴として多い、体の中の余計な熱を冷ましてくれる働きがあるので、上手に活用しましょう。
◇はみ出しトピックス〜夏に取れるのになぜ『冬瓜?』
ちなみに余談ですが冬瓜は『冬の瓜』と書きますよね。
なぜかと言うと冬瓜は涼しい場所で保存をしておくと次の春まで貯蔵が効くということで『冬の瓜』 という名前がついたそうです。冬とついていますが冬瓜の旬は夏なんです。
苦味のある野菜も夏はオススメ
ゴーヤが出てきたので一緒にご紹介しておくと苦味を持っている野菜のもう一つの代表格ピーマンも夏におすすめの具材のひとつです。
あまり味噌汁に入れるというイメージはないかもしれませんが、 ナス科の植物なので軽く油で炒めて味噌汁などに入れると、味が染み込みやすく、柔らかく食べやすくなるので意外と味噌汁に合う具材のひとつです。
ゴーヤやピーマンの苦味は夏に弱る『心』を養うと言われます。
中医学では『心(しん)』が弱ると心臓だけでなく、心(こころ)が不安定になるので、不眠になったりイライラしたり不安になったりするので、心を助ける苦味のあるものもの上手に味噌汁の具として活用しましょう。
香りの良い野菜もおすすめ
最後にオススメしたいのが、香りの良い野菜類です。
薬膳では、ハーブのような香りの良い野菜は気の巡りを良くしてくれてイライラなどがある方によく活用されます。
夏に採れる野菜の中では青じそやみょうがなどがオススメでしょう。
刻んでおいて最後に上からトッピングするような形で活用すると、 香りを楽しめて味噌汁の風味も高まりますので非常にオススメです。
『暑い夏に熱い味噌汁なんか飲めるか!』と言うおじさんの声も聞こえてきそうですが(笑)
味噌汁は何も熱々で飲まなくても大丈夫なんです。
夏場はちょっとぬるめの味噌汁ぐらいでもいいので美味しいと感じる温度でおいしく楽しく食養生していただけたらと思います。
夏は味噌汁も傷みやすいので、作った物は飲みきってしまうようにしましょうね。
2回に渡り「実は夏場におすすめの日本のソウルフード」味噌汁についてお届け致しました。今年も猛暑が予想されます。
味噌汁で元気に夏を乗り切りましょうね。
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