インスタントやレトルトも『ちょい足し食養生』で少しでも美味しく健康的に食べよう〜
どうも!
先日炭酸水メーカーのソーダストリームを購入しました。
僕自身も炭酸水がかなり好きなのでペットボトルの消費が激しいため以前から悩んでいたのですがこの機会に購入してみました。
炭酸水が実は大好きです。
さわたや薬房の早川です。
さて、 ここに来て天候や気温の変化が非常に激しいですね。
最高気温が30℃に近づこうかというような夏日があると思えば
15、16℃ぐらいのかなり肌寒いような時間帯もかなりあります。
これから梅雨入りに向けて天候が非常に不安定な日が続きそうです。
天候と健康については皆さん非常に興味があると思います。
Twitter での健康情報を発信でもリツイートやいいねが非常に多いのは天候関連のツイートです。
天候変化で体調が変わる気象病についてはこちらのリンクからコラムにて詳しくお伝えしておりますので是非ご覧ください。
https://note.com/sawataya/n/nf62cd517bbc4
さて今回は、前回まで食べ物のコラムを続けて書いてきました。『コータの 食養生通信』と題して『五つの味』についてお伝えしてきました。
改めて様々なメディアを見てみると食べ物と健康に関する記事や情報が非常に多いと感じます。
ちょっとびっくりした記事があったのですが、 読者の体調不良に対するお悩みをお医者様が回答するという新聞のとあるコーナーに掲載されていた内容なのですが、 その内容が高齢の女性の方が萎縮性膣炎に悩んでいるという内容でした。
その中で『ピーマンが萎縮性膣炎に良いと聞いたので毎朝食べている』ということが書かれていました。
僕がちょっと調べた限りでは萎縮性腟炎とピーマンのつながりは全く分かりませんでした。誰から聞いたのか? どこから手に入れた情報なのかは定かでないですが、 似たようなことってよくありますよね。
『〇〇食べると〇〇病に良い』というような情報です。
玉ねぎ食べると血液サラサラとか、〇〇芋食べると血糖値が下がる、とか、今の世の中は何か特定のものを食べることで特定の病気の治療につながるかのような情報が非常に増えています。
基本的に特定の食品で何か病気が治るということはまずあり得ないと思いますのでそういう情報には是非ご注意ください。
食養生とは 身体の状態に応じて必要なものをバランスよくとることが基本です。
病気や不調を治したい、という一生懸命な思いはとてもよくわかりますが偏った食事になりにはならないように気をつけましょうね。
さて、今回はこの偏った食事というところから少しテーマを広げてお話ししたいのですが、最近何か皆さん好きでたくさん食べてるものとかありませんか?
今回は『好きでハマってたくさん食べてるもの・それって体の弱りのサインかも?』というテーマでお届けいたします。
☆炭酸水を 好むということはどんな弱りのサイン?
今日の冒頭に、 炭酸水メーカーを購入したというお話をさせていただきました。 この話実は今日の話と全く無関係ではありません。
僕たちの食べ物の嗜好というのは体調と非常にリンクしている場合が多く見られます。
例えば僕が炭酸水が好きだ、 という話をしました。
炭酸を好むのは例外がありますが、気の巡りが悪くなっている時に炭酸水を好むという風に薬膳の考えでは言われております。
炭酸の働きは気の巡りをよくし、 胃腸の働きを活発にしてくれます。
炭酸飲料と言うとカロリーが高いジュースを想像しがちですが、 今はシンプルな炭酸水を簡単に購入することができるので、 炭酸水に果汁を入れるぐらいのものを飲むのであれば胃腸にとってプラスの面もあるのでオススメではあります。
そんな炭酸水ですが、これを好んで飲みたがる体の状態というのは一体どんな状態なのでしょうか?
中医学的に、気の巡りを良くするということは ストレスが溜まって気が停滞している状態とも言えます。
ということは炭酸水を好む状態というのはひょっとするとストレスが溜まっている状態と言えるかもしれません。
また、胃腸の調子を整えるので胃腸の調子が悪いのかもしれません。お年寄りの方も実は炭酸が好きな方が多いのです。ゲップがでて胃がスッキリする、なんて方もいらっしゃいますし、重曹入りの胃腸薬をお年寄りは好む傾向があるのもそれが理由の一つかもしれません。
僕たちがその時その時で好んで食べたり飲んだりしているものは、 その時の体調を教えてくれるサインでもあります。
ということは、僕は炭酸水を飲みたがるということはストレスが溜まっているということなのでしょうか・・・・胃腸が弱いのでしょうか・・・
そこはご想像にお任せいたしますが、炭酸が効いたビールやハイボールなどお酒も炭酸を使ったものが僕は好きなのも事実です。
もしかしたら炭酸系のものを飲むことで僕は気持ちをリフレッシュさせているのかもしれません。
お酒を過度に飲むことはもちろん体にとって負担になりますので注意をしたいですが、先ほどもお伝えしたようにアルコールや過度な甘味料が使われていないシンプルな炭酸水であれば上手に使うことで気持ちのリフレッシュにもなるので問題はないでしょう。
☆甘いものを食べながら時ってどんな体調?
続きまして、甘いものが無性に食べたくなる時ってないですか?
これは脳が疲れていて体が糖質を欲しがっている一つのサインかもしれません。
ブドウ糖は脳の唯一のエネルギー源。ストレスだけでなく仕事が忙しかったり、 頭脳疲労が多い時は自然と甘いものを求めているのかもしれません。
最近甘いものが無性に食べたくなるなぁ、と感じている方はちょっとしたら脳の疲れがあるかもしれませんので睡眠時間をしっかりとって脳を休めるなどの養生が大切かもしれません。
☆しょっぱいものが食べたくなる時は?
甘いものと同様に塩辛いしょっぱいものをすごく食べたくなる時もあると思います。
塩分は糖分同様、我々人間が生きていく上で欠かせない栄養素であります。塩分を全くとらない状態でいると、筋肉が弱ってしまって体が動かなくなります。
夏場の熱中症も、 脱水、脱水、と水分の補給は盛んに言われますが脱水よりも恐ろしいのが脱ミネラルです。
このミネラルの代表は塩化ナトリウム、そうです塩分なのです。
しょっぱいものが非常に食べたくなる時は様々な状態がありますが、一つは暑い場所で仕事をした後など、肉体疲労が強く、ミネラルが不足した時にしょっぱいものを食べたくなると言えるでしょう。
☆妊娠中の方が酸っぱいものが食べたくなる理由とは?
特定のものが無性に食べたくなるというのは妊娠中の女性の方が酸っぱいものが食べたくなるという時にも言えると思います。
妊娠中の女性が酸っぱいものを食べたがる理由としては諸説あります。
中医学的にこれを考えると、 僕は『肝』の弱りと『酸味』というところに繋がると思います。
中医学的な内臓の考え方、 五臓六腑については前回までの五つの味の話や、肝についてのコラムをご覧いただいたいのですが、
肝という場所は中医学的にも血液が溜め込まれてる場所というふうに考えられています。
実際の肝臓も血液がたくさん所蔵されていて、 レバーは血抜きをしなければ食べれませんよね。
では、 妊娠中の女性の体に最も必要なものは何でしょうか?
もちろんも血液ですよね。妊娠中はお腹の赤ちゃんに栄養を運ぶため大量の血液が必要になってきます。
その時に負担がかかる場所の一つが『肝』なのです。
そして肝を助ける味が中医学では『酸味』なのです。
肝が弱るとストレス疲労も出やすいと言われているので、妊娠中の女性が酸味をしっかり取ることは血液の状態はもちろんですが、情緒の安定にもつながりマタニティーブルーなどの予防にもつながる食養生だと思いますので、酢の物や柑橘類など酸味のある食品を積極的に食べることは理にかなっていると思います。
『最近はまっちゃってこればっかり食べてる』そんな時はもしかしたら体からの弱りの合図かもしれませんので、どんな味のものなのか? どんな食べ物か?ちょっと考えてみるとカラダの弱りの場所を見つける参考になるかもしれません。
今回は『好きでハマって食べているもの・それって体の弱りのサインかも』というテーマでお届けしました。
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早川コータの漢方専科・さわたや薬房HP
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