春はカレーがおすすめ!漢方的体調&体質別・春のカレー養生〜②〜【漢方的食養生】
どうも!
学生時代から、いくら筋トレをしても細マッチョになれず体型が長州力になってしまいます。出っ尻鳩胸は僕のせいではありません。
きっと遺伝的に問題のあるのでしょう。
さわたや薬房の早川です。
ツイッターなどでも今日は何の日?
ということがよくテーマで扱われています。
ちなみに5月13日はヨーグルトの日ということです。
今日はたまには薬膳的な話でもしようかなということで、 不定期連載『コータの食養生通信』としてちょっと食べ物についてお話ししたいと思います。
食べ物の中でも、 今回はヨーグルトの日にちなんで『ヨーグルト』について
それだけだとちょっとつまらないと思いますから、ラジオ番組を聴いていてインスパイアされた素晴らしい食材『鶏の胸肉』についてお届けしたいと思います。
☆5月13日はヨーグルトの日
さて、まず5月13日がなぜ『ヨーグルトの日』かと言うことからお話したいと思います。
なぜ5月13日がヨーグルトの日かと言うと、ヨーグルトの働きを世界に広めた ロシアのイリヤ・メチニコフ博士が生まれた日だからそうです。
ヨーグルト自体は紀元前から発酵乳として人類に愛されてきた食べ物です。
ヨーグルトは近年その豊富な栄養素を手軽に食べられるという利点から日本でも非常に人気の高い食品となりました。
ヨーグルトといえば善玉菌、 腸の働きを整えてくれる代表的な食べ物として小さなお子様からお年寄りまでみんな大好きな食べ物と言えるでしょう。
元々ヨーグルトはトルコ語で『濃厚にする』という意味があるそうです。ブルガリアの人が長寿ということで先程ご紹介したメチニコフ博士が研究したところブルガリアでヨーグルトを日常的に食べている習慣があり、 それが長寿と関係してるのではないかということで広く知られるようになったそうです。
☆ヨーグルトの東洋医学的効能
ヨーグルトの東洋医学的な効能では
体に潤いを与える補陰
体の渇きを抑える止渇
腸の働きを整える潤腸
このような働きがあると考えられています。
紀元前から愛用されていたというのは伊達ではありませんね。素晴らしい働きがあります。
ヨーグルトは口当たりも良く、 まだ咀嚼ができない小さなお子様から、噛むことがちょっと不自由になってしまった年配の方まで安心して食べることができます。
現在販売されているヨーグルトの多くは牛乳が原料なので、動物性のたんぱく質が手軽に補給できる食べ物としてもおすすめといえるでしょう。
☆ヨーグルトを食べるときの注意点
こんな素晴らしいヨーグルトですがもちろん食べるときに注意も必要です。どんな食べ物も良い点、悪い点必ずあります。
まず何と言っても注意したいのが冷えです。
ヨーグルト自体が元々体を冷やす性質というわけではないのですが、 今は冷蔵庫でヨーグルトは保存をされています。
当然食べる時はヨーグルトは冷えた状態になっています。
胃腸の冷えてる方や、身体全体が冷えている冷え性の方、月経前や月経中の女性など体を冷やさないほうがいい方は食べ方が非常に重要です。
寒い冬の朝、体のためにと冷えたヨーグルトを頑張って食べるということは、善玉菌は多少入るかもしれませんが、身体全体のことを考えたらマイナスの方が大きくなってしまうと思います。
冷たいまま食べても平気な方はもちろんそのままでも構いませんが、せっかくのヨーグルトなので体を冷やさないために食べるぶんだけ数秒レンジで温めるなど40°程度の常温に近い形で食べるのが良いでしょう。
善玉菌は40℃程度になると活性化されるものもたくさんあるということなので、ヨーグルトを本来の力を発揮してもらうためにも40℃近い温度で食べることをお勧めいたします。
ヨーグルト=冷たい状態で食べるもの
という固定観念をちょっと外した方が良いかもしれません。
また、 様々なヨーグルトが販売されていますができれば砂糖が入っていないプレーンタイプのものがオススメです。
甘味をつけるのであれば蜂蜜や果物をふんだんに使ったジャムなので甘味をつけて食べると良いでしょう。
ヨーグルトは健康維持にも、 デザートとして楽しみながら食べることもできる優秀な食品だと思います。食べ方だけには注意してせっかくのヨーグルトを健康にも楽しみにも活用しましょう。
☆みんな大好き鶏肉!おすすめは何と言っても鶏胸肉!
続きまして、今日紹介したい食材は鶏の胸肉です。
鶏の胸肉と言うともも肉や手羽先に比べると『パサパサしていて美味しくない』というイメージがあるかもしれません。
でもこの鶏の胸肉は非常に優秀なお肉なのです。料理の仕方によってはジューシーで美味しく食べることもできるのでぜひ活用してほしい逸品です。
そして何より、 美容や健康に気になる女性の方にはこれ以上ないぐらいおすすめの食材なのです。
☆鶏肉の東洋医学的効能
鶏肉は薬膳料理の本場中国でも非常に重宝されている食材です。
女性の方がエネルギーが必要となる月経前や月経中は鶏肉を使ったスープをよく中国では飲んでいるそうです。
その理由は鶏肉の東洋医学的な働きにあります。
鶏肉の東洋医学的効能をご紹介しましょう。
・益気養血・・・元気と血液を補う
・温中補脾・・・胃腸を温めて丈夫にして機能を回復する
・補腎益精・・・腎の機能を回復して生殖機能を高める
このような働きがあると考えられています。
一番最後に紹介した補腎益精ですが、腎は中医学では成長発育生殖を主ると言われています。
腎の弱りは生理痛や、生理不順、不妊などを、 様々な婦人科のトラブルと繋がると言われています。
そして腎は生命力の源とも考えられているので腎の弱りは老化にもつながると中医学では考えられています。腎の弱りは髪の毛や骨や歯の弱りなどにもつながり、 腎の力がしっかりしてるということは若々しさの源とも言えるのです。
これだけでも鶏肉の素晴らしさが伝わると思いますが、今日紹介している胸肉は僕らがあまり取りたくない脂肪分が他の場所に比べると非常に少なく
『高タンパク低カロリー食品』の代表格とも言えます。
☆栄養学的に見た鶏胸肉の素晴らしさ
栄養学的には、アスリートの人が鶏ムネ肉を好んで食べるように、 筋肉の原料となるたんぱく質が非常に豊富に含まれています。
また、 多くの方が取り過ぎに注意している脂肪分が少ないお肉としても有名です。
さらに、現代の栄養学では買ってきたこととしては、 鳥の胸肉には非常に豊富なイミダゾールペプチドが含まれており、近年疲労回復物質として注目を浴びている成分なので、薬膳的な効能で気血を補う、という効能がついていることは偶然ではないような気がします。
☆鶏胸肉の上手な食べ方
鶏胸肉は脂身が少ないので焼いたりしてもパサつきやすいのが弱点とも言えます。鶏胸肉は水分を非常に多く含んでいる場所なので、 焼いたりして水分が飛んでいってしまうと非常にパサついてしまいます。
油を少なめでジューシーに仕上げるコツとしては、 水分が逃げないように小麦粉などをまぶして焼いたりするのがおすすめです。
☆鶏胸肉とヨーグルトを合体させた今日の究極レシピとは?
今日ご紹介したヨーグルトと鶏の胸肉を両方使った究極のレシピがありました。
アサヒビールのホームページで紹介されていた『 鶏胸肉の塩ヨーグルト焼き』です。
https://www.asahibeer.co.jp/enjoy/recipe/search/recipe.psp.html?CODE=0000002112
ヨーグルトはお肉を柔らかくしたり味をまろやかにする時に料理の隠し味としてもよく使われております。 ヨーグルトに含まれる乳酸が お肉を柔らかくしてくれるそうなので、今日紹介した鳥の胸肉とはまさにベストマッチな組み合わせと言えると思います。
どんな食べ物にも長所短所がありますので、偏った食事だけには気をつけて自分の体調や体質に合わせた食事を楽しく美味しく取るようにしましょうね。
今回はヨーグルトと鶏の胸肉についてご紹介しました。
※ご紹介した東洋医学的な効能、薬膳的な効能は病気の治療となるものではありません。古来より伝わる薬膳的な働きのご紹介なので、食べることで病気の治療に繋がったり、病気の治癒を保証するものではありませんのでご注意ください。食事はバランス良く、が基本ですので、くれぐれもご注意ください。
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僕の仕事は漢方薬などの販売はもちろんですが、お客様の健康に関するお悩みをお聞きして、それに対して少しでも症状やお悩みが楽になるアドバイスを提供することです。
「健康相談」という空間と体験を店舗やオンライン、お電話でお客様に提供することが一番の商品です。
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早川コータの漢方専科・さわたや薬房HP
http://www.sawataya.com