寒暖差で花粉症のような症状がでる!?寒暖差アレルギー対策とは?②【漢方的不調対策】
どうも!
先日、世田谷区にある『かえで薬局・眞下やすお先生』とのコラボで配信しているYouTube番組『癒やしていいとも!』の2回目の収録と配信を致しました〜
話が広がり過ぎてしまいまとめるのは結構大変だなあと痛感いたしました。 トーク番組やラジオで MC をやってる方々は改めて凄いなあと実感しました。
いつも好き勝手にしゃべっているのできっとMC泣かせだと思います。
さわたや薬房の早川です。
今回の YouTube 番組ですが『水分の取り方』 をテーマとして、やすお先生と
『果たして水分をたくさん摂ることは健康に繋がるのか?』
『過剰に水分を摂りすぎると体はどうなってしまうのか? どんな不調が起きるのか?』
『体に負担のかからない水分の取り方・ 体の中に溜まった余計な水分を出し方』
このようなことについて二人でゆるい感じでトークさせていただきました。
毎日こちらもゆるーく配信をさせていただいている僕の Podcast 番組『コータの養生チャンネル』こちらとはまた違った面白さがあると思いますのでぜひ YouTube チャンネルの方もご覧いただければと思います。
https://www.youtube.com/channel/UCnlP3aqPjvoOUAnn4ktLEdg
さて今日は、 なんと山梨県甲府市や甲州市の勝沼町では全国一位の最高気温を記録しました!
気象庁によると5月11日の午後2時40分現在の全国各地の観測所の最高気温は、 勝沼と甲府が33.4°で全国1位の暑さとなっている、というニュースが飛び込んできました。
そんなわけで今日は『気温差に対応する養生法』についてお届けしたいと思います。
☆1日の気温差が16℃!?
改めて気温の急上昇で 体調を崩している方もいらっしゃるのではないでしょうか?
僕が普段生活している山梨県は、 山に囲まれており、 富士山もあるので『涼しい場所』 というイメージを持っている方も多いかもしれません。
また、 高原リゾートとしても有名な清里や小淵沢などもある場所なので山梨県で猛暑というのはあまりイメージできない方もいらっしゃると思います。
実は山梨県、全国でも指折りの猛暑地帯であります。その理由は地形にあります。
山梨県の中心地、 甲府盆地はその名の通り盆地の地形です。
京都などもそうですが、 盆地というのは夏暑く冬寒い、 非常に気温に左右されやすい土地なのです。
今回全国一位の気温を記録した山梨県の勝沼町はぶどうの生産やワインの産地としても有名な場所です。
なぜこの勝沼という場所がブドウの産地として有名かと言うと朝晩の寒暖差にあります。
寒暖差がある場所のほうがブドウに甘味が出るということで、この地域で好んでブドウが作られるようになったそうです。
そんな山梨県ですね最高気温が33℃を超えましたが、最低気温は17℃の予想となっております。
その差はなんと!16℃!
このような急激な温度変化は体にどんな影響を及ぼすのでしょうか?
☆ 急激な温度変化が体に及ぼす影響とは?
急激な寒暖差が体に負担をかけるということは多くの方がご存知だと思います。
暑い寒いというのは動物にとって最も原始的で最も基本的なストレスだと言われています。
暑い時は毛穴を広げて汗をかき、 体温が上昇しすぎないように調節します。
また、寒い時は毛穴を閉じて体温を維持して寒さに体が負けないように調節してくれます。
これがあまりにも急激な変化だと、 体温を下げたほうがいいのか?
上げたほうがいいのか?
体はエアコンのように上げたり下げたりそんなにすぐにできるわけではないので調節機能が狂ってしまう場合があります。
僕たちの体温を調節しているのは体温調節中枢と言って自律神経が調節をしてくれています。
なので急激な気温の急上昇急降下は自律神経に負担がかかってしまうのです。
一説には自律神経が対応できる温度変化はプラスマイナス5度と言われています。
ここ数年は地球温暖化の影響なのか?
よく春や秋がない、という声をよく耳にするぐらい、ちょうど良い季節が毎年短くなっているような気がします。
本来は冬の寒さから徐々に気温が上がっていき、梅雨を経て夏に移行していくのですが、
ここ数年は冬の寒さからちょっとだけ春をはさみ、
一気に夏になってしまう、洋服でも春物が入らなくなった、なんて言葉が聞かれるぐらいジャンバーからいきなり半袖になるような気候がここ数年は続いている気がします。
それだけ昔に比べると僕たちは気温差により体調を崩す可能性が高いと言えるでしょう。
また、我々現代人はエアコンなど 空調設備の発達で寒暖差に対応する力が低下していると言われています。
暑ければ冷房をつけ、 寒ければ暖房を使い、快適に生活は出来るのですが我々が本来持っている体温を調節する機能に関して言えばこのような冷暖房を使うことによりその機能が弱ってしまっているということも 原因の一つかもしれません。
☆自律神経の乱れは様々な不調を引き起こす
自律神経の乱れは様々な不調を引き起こします。
これは体の仕組みを考えれば当然のことです。血圧や心拍、呼吸器、 胃腸、 女性の方なら月経のリズムに至るまで体の至る所に影響が出てきます。
もちろん交感神経と副交感神経のバランスで感情もコントロールしていますからイライラしたりクヨクヨしたり、眠れなくなったりなどメンタルの不調にもつながってきます。
☆気温差に負けない養生とは?
それではここからこういった気温差に負けないような体作りにどういうことが必要かお伝えしていきたいと思います。
・エアコンの過度の使いすぎには注意
気温の急上昇がここ数年激しいため熱中症が非常に増えています。
熱中症予防のため冷房などを上手に使うことは健康管理の上で今や欠かせないものとなっています。
しかしながら、ちょっとした気温の上昇で過度に冷房を使いすぎることは注意してほしいと思います。
ご高齢の方や持病のある方など、体が弱ってしまっている方はこの限りではありませんが、
自宅や自分で温度調整ができる職場で仕事してる方などは窓を開けるなどして出来るだけ自然の形で、体を温度変化に慣れさせることが大事です。
職場の空調が強めに効いているような場所で仕事をされている方は、
急に暑くなると職場全体のエアコンがガンガンに入ってしまい、体を冷やすと言う方がかなりいらっしゃいます。
外は暑くて室内は冷え冷え・・・
真夏でも辛いのにまだ春のうちからそのような状況になっていたらとても体はついていきません。
夏場の 冷房対策と同じですが、上に羽織れるものや、 レッグウォーマーなどを持参して足元を冷やさないような工夫が必要でしょう。
・飲食にも注意
急に気温が高くなってきたからといって冷たい物を急激に取りすぎることは胃腸の弱りにもつながりますし体温にも影響が出てきます。
熱々の物を取れとまでは言いませんが、 冷たいものよりも常温やぬるめのもので体への負担を最小限にしておきましょう。
季節の変わり目の養生で定番ですが
『アイスかホットで悩んだらホット』
と言われているので、冷たいもの温かいものを上手に切り替えながら体に負担が少ない食べ方や飲み方をしましょう。
・適度な発汗で体温調節をサポート
今のように気温が上がってくる時期は、 発汗をきちんとしておくことが大切です。
(ご高齢の方や持病のある方などは発汗は体の疲労ともつながりますので主治医に相談するなどして安全には十分ご配慮ください)
汗は体の中に熱がこもりすぎないように体温を調節する生理現象です。
普段から汗をかきにくい方は体の中に熱がこもりやすい体質の場合もありますので、日頃からゆっくりぬるめのお風呂に入るなどして 発汗しやすい体作りをすると良いでしょう。
38℃から40℃の温めの方は少しずつ体を温めてくれて 緩やかに発汗を促してくれるので体に負担がかかりづらくおすすめです。
お風呂に入っても汗をかきにくい方はお風呂に入る前に軽くストレッチやその場足踏み、階段昇り降り運動などちょっとした運動をしてからお風呂に入るのも効果的です。
しっかり汗をかいておくと体温が若干下がるので、急激な気温変化に対して体が対応しやすくなると思いますので、暑い時こそ適度な発汗をしておき体温調節しやすい状態にしておきましょう。
・中医学的には気の不足しやすい『気虚』とカラダに余計な湿気がたまっている『湿邪』タイプは要注意
中医学的には体の元気が不足しやすい『気虚』タイプは『気』という体を守ってくれるバリアのようなものが少ないので急な暑さや急な寒さに体が影響しやすいと考えます。
エアコンの風に当たるのが苦手というような方もこのタイプの方が多く見受けられます。
胃腸の弱い方も多いので食事には要注意です。
先程ご紹介した冷たい飲食などには特に注意しておきましょう。
睡眠をしっかりとることを、 気を補ってくれる食べ物であるお米や鶏肉、芋類などを 消化の良い状態でしっかり食べておくと良いでしょう。
体の中に余計な水分が溜まっている
『湿邪タイプ』
の方は日頃からに水分を摂りすぎたり、 味の濃いものや脂っこいものなどを過食しやすい傾向がある方に多く見られるので、食生活は特に注意が必要です。
暑いからと水分をがぶ飲みせず、 一口ずつゆっくりと唾液に混ぜながら飲むようにしましょう。
味の濃い食べ物が多いとそれに合わせて水分摂取量も増えすぎてしまうので体の中が熱帯雨林のように暑くてジメジメしてしまいます。
そうするとカラダが重だるくなりやすいので、できればウォーキングや軽いジョギングなどをして一日一回しっかりと発汗しておくことをオススメしておきます。
湿邪の方の食養生は、体の中の余計な湿気や熱を出しやすくしてくれる夏野菜、ゴーヤ、きゅうり、ナス、トマトなどがおすすめです。
冷え性などが特にないようであればこれからの時期、 上手に活用してみてください。
☆たかが気温差と侮らないで
たかが寒暖差と侮っていると大きな病気の引き金にもなりかねません。
現代人は環境因子、生活因子、ともに昔に比べると気温差が体の負担になっています。
たかが気温差と軽視せずにしっかりと対策を取っておきましょうね。
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僕の仕事は漢方薬などの販売はもちろんですが、お客様の健康に関するお悩みをお聞きして、それに対して少しでも症状やお悩みが楽になるアドバイスを提供することです。
「健康相談」という空間と体験を店舗やオンライン、お電話でお客様に提供することが一番の商品です。
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早川コータの漢方専科・さわたや薬房HP
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