僕らって実は「ストレスを探している?」後編【山梨 漢方 メンタルケア さわたや】
どうも!
小学生の頃、父親が好きなマンガを1冊、発売したら本屋から届けてもらうようにしてくれると言われ兄が『キン肉マン!』と叫び、
弟が『キャプテン翼!』と雄叫び、すっかり乗り遅れてしまい、なぜか
『きまぐれオレンジロード・・・』と小声で叫んだ、さわたや薬房の早川です。
ませたガキですね。でも面白いマンガでしたよね。
黒髪美人のまどかさんがステキでしたね〜
さて、男性、女性問わず悩んでいるか方が多いカラダのトラブルの1つが『髪の毛』ではないでしょうか?
男性は加齢により毛髪が薄くなることは明らかですが、女性の方も年々髪の毛の量が少なくなったり、弱ってきたりします。
毛髪は女性ホルモンの影響を強く受けるので、加齢とともに男性も女性もホルモン分泌が少なくなってくると髪の毛の状態を維持しにくくなり、量が減ってきたりします。
男性の薄毛も大きな悩みではありますが、今回は女性の毛髪トラブルを取り上げたいと思います。
『最近髪の毛が抜けやすい・枝毛が多い・それって『血』の不足かも?』というテーマでお届け致します。
豊かな髪の毛は女性の美の象徴とされていきました。『髪は女の命』なんて言葉もあるぐらいです。
現在や多様化の社会となり、あまり女性らしさ、という言葉を使うと気分を害する方もいるかも知れませんが、昔の価値観ではそのように言われてきました。
その一つの理由としては
『女子は血を以て本となす』という言葉と
『爪や髪は血の余り』
という中医学で大切にされている2つの言葉とつながりがあると思います。
☆中医学的『血』の働きとは
中医学の『血』(けつ)とは現代医学の血液とはちょっとニュアンスが違います。
中医学的な『血』とは血液をおもにしたカラダの栄養になる物質、という風に考えられています。
ちなみに皆さん『瘀血』という言葉を聴いたことありますか?
瘀血とはこの血の流れが停滞した状態のことを呼びます。
詳しくはコラムのバックナンバーに書いてありますのでぜひ御覧くださいね。
☆漢方の血行不良・瘀血について
https://note.com/sawataya/n/nc6bc5e8b9c52
中医学的な『血』とは血液だけでなくて、カラダ全体を栄養する液体、という風に捉えるとニュアンス的にわかりやすいかもしれません。
兎にも角にも、中医学では『女性の健康は血液の状態を良くしておくことが基本だよ』という考えが根本にあります。
それは女性のカラダの仕組みを考えると明らかですよね。
女性は毎月の月経、妊娠、出産、授乳、更年期と様々な人生の場面、日常でたくさんの血液を必要とするようにカラダができています。
そのために、血液がちょっと不足するだけでも女性のカラダはデリケートで様々な不調がおこります。
以前も紹介した月経前症候群などもその一つです。
☆髪や爪は血の余り?
その女性のカラダは血液がちゃんと巡らないと様々な不調がおこります。
髪の毛のトラブルもその一つです。
髪の毛のトラブルと言うと年配の方のイメージが有ると思いますが、血のトラブルでおこる髪の毛のトラブルは年齢に関係なくおこります。
もっともわかりやすいが『産後』『授乳中』かもしれません。
この2つの時期はホルモンのバランスが乱れるので髪の毛が抜けやすくなったり弱りやすくなったりとも考えられていますが、中医学的には妊娠、出産、授乳と血液を大量に消耗したので髪の毛にトラブルがおこると考えます。
髪の毛のトラブルと同じぐらい、この出産、授乳中に弱りやすいのが『爪』です。
妊娠中や産後はカラダのカルシウムも大量に消費されるので、骨も脆弱になりやすくなります。
爪の弱りは1つ、カルシウム不足もありますが、中医学的には血液の不足とも考えます。
なので、このような症状でお悩みの方には『補血薬』と言われる血液をたっぷりにするような漢方方剤を使ったりします。
種類はいろいろな補血薬があるので『これ』と指定はできませんが、代表的な方剤は婦宝当帰膠のようなものですね。
☆髪の毛や爪は『カラダの余力?』
髪の毛も爪も日に日に伸びていき、生え変わったり、新しい爪が出てきたりします。
それはどうやって起きているのでしょうか?
そうです、血液で栄養を送り届けることで起きていますよね。
シンプルに、カラダに血液が十分なければカラダを維持するのに精一杯で爪や髪の毛のようにある意味、生命維持を考えると優先順位が低いところに供給されませんよね?
そういう意味でも髪や爪が美しい状態はカラダにしっかりと余力がある証拠、とも言えると思います。
なので、疲れが溜まっている、睡眠不足をしている、食事の内容、時間が悪い、という状態だと、カラダに余力ななく髪の毛の質や量、爪などにも悪影響が出やすいのです。
☆円形脱毛症はストレス+血の不足
ご相談が多い円形脱毛症は例外はありますが、
中医学ではこの『血の不足』に加えてストレスで気の巡りがわるくなり、部分的に血液の供給ができなくなり、毛が抜けてしまう、という風に考えます。
ストレスは気を消耗し、気が足りなくなると血が補うというのでやっぱりストレスから円形脱毛症がおこると考えます。
なので、中医学ではしっかりと弁証論治(漢方診断)をして、抜けてしまった頭皮にしっかりと血を運ぶ方法をストレスケアの方剤と血を補う方剤などを使って考えていきます。
☆中医学流美しいヘアケアのための養生
『中医学流』なんてつくとものすごい養生が出てきそうな感じですが、そんな特別のことではありません。
・血液をたっぷりにすること(補血)
・血液がサラサラ流れること(活血)
この2つが基本です。
血液をたっぷりにするにはしっかりとバランスの良い食事を取ることです。
野菜サラダばかり、ダイエットを気にしすぎてタンパク質や糖質などをカットしすぎて栄養不足になれば、カラダの余力がなくなり、髪の毛までしっかり栄養が行きません。
まずはバランスの良い食事を3食、特に貧血気味などで血が足りないタイプの方は豚肉、牛肉、鶏肉などのお肉類、鮭などの魚、大豆食品のようなタンパク質をしっかり取りましょう。
また、ジャンクフードのような油の強いもの、味の濃いもの、甘いものを取りすぎるとカラダの老廃物が肌や髪の毛にすぐ出てきます。
食事が悪い方の髪の毛はギトギトしていますよね。肌と同じです。
また、髪の毛を豊かにする女性ホルモンは寝ている間にバランスを整えてくれます。睡眠時間が短いと中医学でも『血を消耗する』といわれていますから、しっかり7時間ぐらいは睡眠を髪の毛のために取りたいですね。
☆ストレスも大敵
中医学的ヘアケアにはストレス対策も大切です。ストレスは血管を収縮させて血の巡りを悪くして髪の毛に栄養を供給しにくくなります。
また、ストレスはホルモンバランスも乱すので髪の毛にとって良いことはありません。先程ご紹介した円形脱毛症にも繋がります。
日頃からストレスを溜め込まないように生活することが髪の毛のトラブルを減らします。
最近髪の毛が・・・という方は外側からのヘアケアも大切です。頭皮をマッサージするなども大切ですが、髪の毛にちゃんと栄養が行き届くようなカラダにしっかりと整えておきましょう。
たっぷりの『血液』がしっかりと髪の毛に届くような良い生活習慣で美容も健康も手に入れましょうね。
僕との漢方相談・健康相談ご希望の方はお気軽にご連絡ください。
遠方の方もSkype・メール・お電話での遠隔相談も行っておりますのでお気軽にご相談ください。
問い合わせ・予約申し込みフォーム
https://mbp-japan.com/yamanashi/sawataya/inquiry/personal/
早川コータの漢方専科・さわたや薬房HP
http://www.sawataya.com
創業240年伝統のオリジナルブレンドのお茶『さわたや養生茶シリーズ』
オンラインショップで好評発売中
https://sawataya.raku-uru.jp
☆Twitter『ほぼ』毎日更新中
https://twitter.com/sawatayaph
☆実はインスタもやっています〜
https://www.instagram.com/kota_sawataya/
☆You Tube『心とカラダのサポート〜コータの養生チャンネル』
https://www.youtube.com/channel/UCe0GXMenFOWsk5CJnZCpEGw
☆インターネットラジオ Spotify podcast 「コータの養生チャンネル」
https://open.spotify.com/show/3lnveQxLCKF5U8jvULFnD1?si=Ntz-
CqvXTKKJpupkZHwLiQ
『山梨日日新聞〜マイベストプロ山梨』掲載の健康コラムはこちらから
https://mbp-japan.com/yamanashi/sawataya/column/
漢方&健康コラム:noteにて配信中
https://note.com/sawataya