メンタルケアにおすすめ思考『不幸より幸せカウントしよう』【山梨 漢方 メンタル さわたや】
どうも!
中高6年間男子校
ラグビー部
しかも寮に住んでました。
『むさ苦しい』と辞書で引いたらきっと中高の僕が出てくるでしょう。
さわたや薬房の早川です。
さて、僕は健康相談の際、主訴(メインでお悩みの症状)以外でどんなカラダの弱りがあるかをいつも確認させてもらっています。
例えば、主訴が生理痛で来店された方でしたら、どんな種類の痛みがどんな風に起こっているのか?
月経何日目からどのぐらい痛いのか?
月経前の体調はどうなのか?
月経後の体調はどうなのか?
と言った月経にまつわる様々なことを確認すると同時に、カラダの調子全体を確認するために周辺症状や体質的な確認なども欠かせないポイントです。
そんな主訴以外の体調のことをお聴きするとかなりの確率でチェックが付く項目が『肩こり』です。
今日はある意味、もっとも身近なカラダの不調とも言える肩こりについて
『たがか肩こりって思っていない?肩こりは心とカラダの疲れのサイン』というテーマでお届け致します。
☆肩こりの原因は?
首や肩は、約6〜7kgある頭と約3〜4kgある腕を常に支え続けています。
その大切な肩が凝ってしまっているということは様々な不調の原因にもつながるので早めのケアが大切です。
さて、多くの方が抱える不調、肩こりですが、その原因は何でしょうか?
それはズバリ『筋肉の緊張』です。
肩こりを改善していくために最も大切なんことは肩周辺の筋肉がなぜ緊張しているのか?をしっかりと考えないと行けないのです。
肩こりの仕組みは
筋肉の過緊張
↓
血管の圧迫
↓
発痛物質の蓄積
(各組織への血液供給量が低下することで酸素と栄養素不足により発痛物質が蓄積して末梢神経を刺激)
↓
痛み・炎症の発生
(刺激情報が脳に伝わると痛みとして認識される。患部では炎症が起こり筋肉が緊張をして悪循環に)
このようになっているので、結局は肩の筋肉の緊張をとらないと行けないのです。
それではどんな原因で肩の筋肉が緊張するのか?を見てみましょう。
1)過度の負担
まず最初に挙げられるのが筋肉の過度の負担です。
たとえば天井に何かを取り付けるような仕事をしている方や、製造業や飲食業で肩を過度に使うような場合などがこれに当たります。
いわゆる使いすぎて筋肉を痛めてしまうような感じです。
2)長時間同じ姿勢でいること
これはパソコンやスマホなどを長時間使用することで同じ姿勢で居続けることで起こるものです。車の長時間の運転からくる肩こりもこれに当てはまると思います。
ある意味、生活習慣、仕事習慣から来る肩こりでもっとも多い肩こりの原因と言えるかもしれません。
決して一番最初のように肩を過度に使っているわけではありませんが、同じ姿勢で居続けること、動かさなすぎてうまく動けなくなるという典型的なパターンと言えるでしょう。
3)ストレスによる過緊張
そして3番めがストレスによる過緊張です。これが今日のテーマの肩こりが『心とカラダの疲れのサイン』の理由の1つです。
肩こりは交感神経と言って、アドレナリンを出してカラダの動きを活発にするときに優位になる神経が過緊張になっている大きなサインと言われています。
交感神経が優位な状態は以前にもお伝えしたことがあるとおもいますが、カラダが常にじゃんけんの『グー』になっている状態です。
筋肉が過度に緊張している状態がストレスを受けている状態だと続くの筋肉がこわばりやすくなります。
怒ったり、ストレスフルな状態をマンガで描くとほぼほぼいわゆる『怒り肩』のような肩をすくめたような状態になっていますよね。
こんな状態が常に続けば血流が良くなるわけもなく、どんどん筋肉が緊張して肩こりがひどくなります。
このストレスによる肩こりは大人だけでなく子供でも起こるのが特徴です。
もしお子様で肩こりを訴えるようでしたら環境に配慮してあげることも大事だと思います。
4)冷えて肩の筋肉が過緊張
これはすごくわかりやすいと思います。
寒い時は前述のストレスのときと同じく肩をすくめて縮こまりますよね。寒い場所で仕事をしたり、衣服が無防備だったり、急激な寒暖差などでも肩こりがおこります。冷え性の方は特に注意が必要です。
5)姿勢が悪い
猫背などのように姿勢が悪くても当然肩に変な力が入ってしまって肩こりの原因となります。
☆大切なのは原因をしっかり見極めること
肩こりの場合多くの方がとりあえず湿布を張ったり、消炎鎮痛剤などが入った塗り薬を塗ったり、マッサージや整体などの施術を受けたりしてケアしていると思います。
もちろんそのようなケアはとても大切で今痛くなってしまっている状態や凝った状態を改善してくれますので上手に活用することが大切です。
痛み止めを服用したり、筋弛緩剤などを病院で処方されて飲むことも基本的には凝ってしまった筋肉を一時的にほぐしたり、痛みを緩和するためのケアとしては有効だと思います。
その後でも良いですし、それと同時進行でも良いので、そこまで筋肉が過緊張になってしまった原因を自分の体調全体を見てお手入れしていくことが大切だと思います。
そうしないといつまでたっても痛み止めや筋弛緩剤を服用したり、貼り薬を使ったり、毎週のように整体などの施術に通わないといけなくなり根本的な改善が遅れてしまうと思います。
肩こりは多くの場合、病院でも整形外科、なので外科的な治療で外側からの施術や外用薬、内服も痛み止めなどが中心です。
漢方などの良いところは外科的な領域を内科的なアプローチでケアできる所、カラダの内側から先程ご紹介した筋肉の緊張を楽にするケアができるので、興味がある方は専門店で相談してみてくださいね。
☆肩こり対策の養生
基本的には肩こりの養生は先程お伝えした筋肉がなぜ緊張するのか?という理由によりカスタマイズされます。
1)肩を休ませる
これは肩を使いすぎて肩こりになった方です。このような肩は休みの日などで肩を使わない日は痛みが楽、という方です。使わないと楽という方は仕事がない日はパソコンやスマホ、読書など肩がこることはなるべく避けて休ませましょう。
2)肩をしっかり動かす
おすすめはTwitterでも紹介した『W』のポーズのストレッチです。
https://twitter.com/sawatayaph/status/1239825640745881601?s=20
(Twitterへ・よかったらフォローしてくださいね〜)
凝っている場所が人により異なるので、痛みがある方は痛みに注意して無理がない範囲で定期的に肩をしっかり動かしましょう。
『肩は回りて治すもの』という言葉があるぐらい、気持ち良いと思う範囲で良いのでできる限り動かしましょうね。
くれぐれも痛い時は無理しないようにしてくださいね。
3)入浴等で温める
筋肉をほぐすには温めることが大切です。急性期の肩こりなどの場合は例外として温めると痛みが増すことがありますので、急性期は気をつけてください。
慢性期の方や入浴後に肩が楽になるようでしたら積極的に入浴や音感タイプの外用薬、ホットパックなどで患部をほぐして上げましょう。
☆肩こりは万病の元
肩は先程お伝えしたとおり、大切な頭に血液で栄養と酸素を供給する大切な関所です。
この流れが悪くなると頭痛、目の疲れ、めまい、耳鳴り、高血圧など様々な病気の生みの親となります。
繰り返しになりますが、肩こりを感じている方は『たかが肩こり』と軽く考えないで、カラダのからの大切な弱りのサイン、と思い早めにケアしましょうね。
未病先防、肩こりの時点でしっかり対処して起きましょうね。
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