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狂信的に食べ物崇拝をする〜フードファディズムにご注意を

早川弘太

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昨日のコラムでは2月29日の『ニンニクの日』にちなんでニンニクの働きなどについてのコラムをお届けしましたが、このような食べ物の情報をお伝えする際に、いつも僕自身注意しているのが今日のテーマの

『フードファディズム』に注意をしてほしいということです。



この『フードファディズム』と言う言葉まだまだそれほど多く使われていない言葉なのでちょっと解説をさせていただきます。

フードファディズムとは食べ物が健康や病気に与える影響を過度に信望したり、熱狂的、ある意味狂信的に信じてしまう状態や科学的な立証のある無しに関わらず食べ物の働きを過大評価することをいいます。

雑誌や本などで『これを食べると〇〇病に良い』とか
『〇〇が含まれたものを食べると早死する』
などの情報を信じてしまい、偏ったバランスの悪い異常な食行動をとってしまうことも含みます。

例えば昨日のコラムで紹介したニンニクには数多くの素晴らしい働きがありますが大量のニンニクを食べ続けることはカラダにとってマイナスのこともかなりあります。

日本人はとくにこのフードファディズムになりやすいとも言われており近年でもかなり目に付きますし、新型コロナウイルスの影響でパニック状態になっている我々に向かって

『新型コロナウイルス対策には〇〇食べると良い』というような情報も流れていると思いますが、決して鵜呑みにせず、今日のコラムをご覧いただけたらと思います。

それにしても、以前からテレビで納豆が紹介されたら納豆がスーパーから消えさり

テレビでバナナが特集されたらバナナが消え去ったりすることは割と日常的に起こります。

水分などもフードファディズムになりやすい物の1つで、どう考えて体格や体調やカラダの水はけ状況を考えたら1日3リットルの水を飲むことが適さないような方でも

『水はたくさん飲んだほうが良いと聴いた』
『水をたくさん飲むと痩せる』
『水をたくさん飲むとお通じが良くなる』

など偏った情報に影響を受けてしまって1日3リットルもの水を飲んでしまって体調を崩すような事例があとを絶ちません。

汗をたくさんかいて、体格もよくて、おしっこなどもしっかり出せるような方が水分とミネラル補給のために水分を取ることは大事ですが、日中汗をほとんどかかないような方やおしっこの回数が少ない方などは取りすぎた水分がカラダを冷やしたり、むくませたり、鼻炎を悪化させたりと過剰な水分摂取は病気の原因にもなるのです。

水分に関しては『カラダによい〇〇ジュース』などを過剰に摂取してしまってカラダを冷やす方や胃腸を弱らせる方がいたりしますから注意が必要です。

☆特定の栄養素を過剰摂取するリスクも考えて
どんな食べ物もプラスの作用もあればマイナスの作用もあります。例えば一般的によく食べられるトマトですが、清熱と言ってカラダの熱を冷ましたりする働きがあると薬膳では考えますが、寒い冬に取りすぎるとカラダはどうなるでしょうか?

当然冷えますよね。

なので元気な方が夏の暑い時期にトマトをしっかり食べることは良いのですが、夏でもカラダの冷えている方、もともと病気がある方などは控えめにすると良いでしょう。

また、花粉症の時期だとスギ花粉の方は『食物・花粉アレルギー症候群』と言って花粉症の原因となる花粉と、トマトが似ている部分があるため、スギ花粉症の方は生のトマトはできるだけ避けたほうが良いでしょう。

トマトを一例として出しましたが、例えば何かの記事やニュースで『トマトの素晴らしさ!!』のようは特殊をしていて、このことを知らずに毎日2〜3個の大きなトマトを食べてしまっていたら花粉の悪化や冷え性を増大させることにつながるかもしれないので、どんな食べ物も注意が必要です。

(決してトマトが悪いわけではないので、それだけは大前提としてご理解くださいね)

逆に『カラダが冷えるからトマトは絶対食べない!!』と言う風になってしまうことも避けましょう。

夏の暑い時期に食べればこれほど素晴らしいものはありません。

中医学の基本的な考え方にも

『人や場所で病気の治し方が異なる』と言う考えあります。

人の体質や体調、また住んでいる場所や環境で治し方や使う薬も異なりますよね、という考え方です。

食養生もまさにこれで、春夏秋冬の季節に合わせて必要な食養生をバランスよく行ったり、

自分の体調や体質によっていくらテレビや人が良いというものでも自分に合わないものは必ずあります。

もし何かみなさんがテレビや雑誌で見て『〇〇病には〇〇食べよう』というような情報から毎日沢山食べているものや、サプリメントなどがあればご自分の体調にあっているものなのか?

体質にはあっているのか?

などを是非一度確認されて見てください。

ぜひ皆さんもせっかくカラダのために食べる栄養素なので偏った考え方はぜひやめて、バランスの良い食事を取れるように心がけましょうね。

もし自分にあっているものがよくわからない、食事でどんなことに気をつけたら良いかわからない、という方はお近くの専門家か、遠方の方でも対応できますので、僕との健康相談をぜひお申し込みください。

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株式会社 沢田屋薬局

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