『葛根湯』寒い冬こそ知っておきたい・もっとも日本で有名な漢方薬について③
いよいよ2020年も本格スタートですね!
今日はことし最初のラジオ出演
1月8日はご依頼をいただき、山梨県防災新館で開催された健康講座でことし最初の講演をしてきました〜
2つとも共通している内容は『免疫』についてお話したことです。
1月から2月にかけてはインフルエンザが本格的に流行する時期でもあり、2月に入ると花粉症も出てきます。
両方とも体の外から中に悪いものが入って不調になるという意味では免疫と関係深い、免疫が全てと言っても良い疾患です。
免疫とは文字通り
『疫』(えき)を免れる
という意味で流行病から身を守る力と言っても良いと思います。
免疫というと『〇〇食べて免疫アップ』とか
『〇〇で癌が治った!』
など怪しげな広告や本が出版されており、正しい情報が探しにくいことの一つです。
免疫に関しては正直まだまだわからないことだらけですが、今日のラジオ番組でもお話させていただきましたが、僕が考える間違いない免疫バランスを整える方法は漢方的に考えても3つです。
1)良い血流
2)胃腸の健康
3)体を冷やさない(体温を下げない)
この3つです。
良い血流は免疫はは白血球という体のパトロール隊が血液に乗って全身をくまなくパトロールすることで病気を倒したり、体を治したりする体の仕組みを考えたら良い血流は必須です。
3の体を冷やさない、というのもここに繋がります。
また体温が低いというのも低体温だと免疫が下がる、という説がありますが諸説あり、必ずしも低体温=免疫低下と言い切れない部分もありますが、少なくても人間の体温が36℃以下になると様々な体の機能が低下することが多いですし、
体温が下がったほうが体にとって不利益なことが多いと思うので、僕は体温はできるだけ36.5℃ぐらいを目標に維持できるような状態が良いと思っています。
そして2の胃腸の健康。
これは腸管免疫というシステムがはっきりしている以上、胃腸を健康にしておくことは良い血流同様、わかりやすく免疫のバランスを整えるため雄の方法だと思うのでおすすめしたいと思います。
免疫系の病気が気になる方、体の血流は良いですか?お腹の調子は絶好調ですか?体温はどうですか?
何かを食べて免疫があがるというよりも、カラダの仕組みから見てみると今の自分に必要なことがなにか?考えやすいと思います。
決して変なキノコを食べたりすることではないと思います。
漢方の世界でもカラダのバリア強化は
・食べるもの
・呼吸
で作られると考えますから、良い血流とお腹の健康は昔から免疫とつながっていると考えられたのですね。
さて、そんな免疫バランスを整えるためにおすすめさせてもらったのが
『味噌汁』です。
温かい味噌汁は
・カラダが内側から温まり血流アップ&体温維持
・味噌の善玉菌、具の野菜や海藻で腸の働きが良くなる。
このような働きがある実は免疫バランスを維持するにはとってもオススメの食事なのです!
みなさんもぜひ、味噌汁活用してくださいね!特に朝の一杯はどんな薬にも勝ると思いますよ〜