世の中のトラブルの原因の9割はコミュニケーション不足!?心と体の健康のためのコミュニケーションのとり方とは?
前回よりイライラ対策、怒りの感情などをしっかりコントロールする『アンガーマネジメント』についてお届けしております。
☆怒りのコントロールができない状態とは?
イライラして怒りがコントロールできない状態とはどんな状態なのでしょうか?
あおり運転を例えにお話を進めていきますが、煽り運転も、もともとはちょっとしたきっかけです。
例えば、急いでいるのに前の車がノロノロしていた(きっと法定速度をちゃんと守っていたはずなので、ゆっくり運転している車には非がない場合が多いですが)ことや
自分の前にちょっと急な感じで車が入ったことに激昂したり
実はこれってその時に自分の心の状態によってまったく受け取り方が違います。
気分的にのんびりしている時は
『ずいぶんのんびり運転しているなぁ〜道がわからない人なのかな?気をつけて運転しないと』
『年配の方なのかな?こちらも気をつけて車間距離をあけておこう』
という風に前の車の運転を受け入れることができるのですが
その時の気分によっては
『チェッ!なんだよ!トロトロ走りやがって!!!!こっちは急
いでいるんだよ!何やってんだよ!オラー!!!!!!』
なんて必要以上に怒ってしまうこともあります。
この違いが一体どこからくるのでしょうか?
同じことをされてもカチンと来たり来なかったり、この違いは??
同じような運転を目の辺りにしてもカチンと来たり、来なかったり、この違いは一体どこから来るのでしょうか??
これは中医学でもそう考えますが、その時の体調、精神状態・気持ちの状態で大きく左右されます。
運転だけでなく、他人との会話、仕事などでも全く同じことが言えると思います。
人から同じようなことを言われてもその時の心身の状態により受け取り方がことなりますよね。
漢方では、このように心の状態と体の状態はリンクしていると考えます。
とくに『気のめぐり』という今風に言うと自律神経や感情などをコントロールするものがあると考えますが、これをコントロールしてくれるのが『肝』という風に考えられています。
☆漢方では『肝の弱り』と考える
過度の疲労や、過剰なストレス、睡眠不足、飲食不摂生などで肝が弱るとこのバランスが崩れてしまい、肝陽上亢(かんようじょうこう)と言っていつもイライラしたり、怒りっぽくなる傾向が出てくるのです。
貧血・カラダの弱りもメンタルの不調につながる
また、貧血のような血液不足も感情に影響がでると考えます。心脾両虚と言って、胃腸の働きが弱くて、食べたものから気や血をしっかり作れず、それが心(漢方ではこころと心臓の働き両方を含みます)にしっかり届かないと、考えすぎたり、緊張しやくなったりしてしまいます。そして気と血がしっかり脳にいかなくなると忘れっぽくなったり(健忘)、ストレスを感じやすくなったりします。
体調管理も大切なアンガーマネジメント法
『最近妙にイライラする』という方は体の不調のサインかもしれません。中医学では五臓(肝・心・脾・肺・腎)という内臓の働きと5つの感情(怒・喜・思・悲・恐)がつながっていると考えます。
日頃から何か体の不調を感じる方、不眠、イライラ、クヨクヨなど気分の不調を感じる方はご自分の体調や生活習慣をぜひ見直してみましょう。
次回もアンガーマネジメント・イライラ対策についてお届けします。
・最近なんなイライラする
・最近なんかやる気がでない
・興味があったことが面白くない
・食欲がわかない
・外出する気力がない
・物や人についついあたってしまう
このような感情は性格だけの問題ではありません。
カラダからの弱りのサインかも?
漢方ではメンタルの不調も体全体の不調と取らえて整えていきます。心療内科、精神科に行くのはちょっと抵抗がある、通院しているが思うように改善しない、病院に行くほどの症状ではないがちょっときになる・・・
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