抗アレルギー剤で大丈夫? 漢方で花粉対策 【山梨 漢方 沢田屋薬局】
いよいよ2月、花粉の飛散量も増えてくる時期です。
前回のコラムでは抗ヒスタミン薬(一般的に市販されたり処方されるアレルギーの薬)の服用の注意点、気をつけたい副作用についてお届けしました。
『薬飲んでいればとりあえず鼻水は止まっているから大丈夫』とおもいきや、生活の質が低下していたり、仕事に支障が出る場合もあります。
☆このような副作用はみんなにでるの?
では抗ヒスタミン薬を服用すると皆に副作用が起こるのでしょうか?
同じ薬を飲んでもまったく眠くならなかったり副作用が起きない方もたくさんいます。眠気や口渇なども人により個人差が見られるので、薬剤側の要因だけでなく、服用する人の個体差、要するに服用する人の体調などにより異なります。
お酒を飲んで同じ量のお酒でも良い方が異なるのと同じことです。
☆風邪?アレルギー?わからない時は??
風邪の症状なのか?
花粉症などのアレルギーなのか?
わからないことが一般の方には多いと思います。
ご相談いただければキチンをこちらで判断して適切なお薬のご提案もできますが、急なときなどは困りますよね。色々な見分け方がありますが、ご家庭の場合、漢方薬でなく一般的なアレルギーの薬と風邪薬、両方ある場合でよくわからなければ風邪薬がおすすめです。
なぜならアレルギーの薬には『風邪の諸症状の緩和』という効能はありません。逆に風邪薬には抗ヒスタミン薬などが入っている場合が多く、アレルギーの症状を緩和してくれることも可能だからです。
また、風邪と花粉症の見分け方ですが、風邪の場合『目のかゆみ』などの目の症状がおきることはほとんどありません。
くしゃみや咳、鼻の症状に微熱など風邪とそっくりな症状があり、さらに目のかゆみなどがあればアレルギーの可能性が高いでしょう。アレルギーは全身症状なので体の色々な場所に症状が出てくるのも特徴です。
☆花粉症のときに使う薬はこんなことにもご注意を!
『鼻シュシュ』点鼻薬の注意点
点鼻薬の使いすぎには要注意!
『点鼻薬性鼻炎』と言って血管収縮成分(交感神経刺激成分)が配合の点鼻薬を頻繁に使うと、鼻にある交感神経の刺激を受ける受容体のバランスが崩れてしまい、自律神経のバランスが崩れてかえってひどい鼻詰まりをおこすことがあります。
多くの点鼻薬自体は一時的に鼻詰まりを緩和することはできますが、原因が治るものではなく、クセになっている方が多いので、長期連用には気をつけましょう。
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