メンタルケアにおすすめ思考『不幸より幸せカウントしよう』【山梨 漢方 メンタル さわたや】
肩こり解消ストレッチ公開中です。前回とは違うバージョンです。
https://youtu.be/cekVY-93-pA
前回よりもっとも身近なお悩みである、肩こり、腰痛についてお届けしております。
今回は肩こりの原因、とくに体の内側から不調を整えることが得意の漢方的な見方で原因と対策をご紹介します。
☆肩こりがおこる原因とは?☆
では、肩こりから見ていきましょう。
肩こりがおこる仕組みはとっても実はシンプルです。筋肉への過度は負担、長時間の同じ姿勢やストレス、冷え等による筋肉への緊張が続くと、血管が収縮して、血流が悪化します。そのため酸素・栄養素等が不足状態となり、その危機信号として出てくる発痛物質(プロスタグランジン、ブラジキニンなど)が蓄積して痛みや炎症が発生します。この痛みがストレスとなり、交感神経をさらに緊張させて筋肉が収縮して血行が悪くなる、という悪循環に陥りやすくなります。
筋肉の緊張→血管の圧迫→発痛物質の蓄積→痛み炎症の発生→痛みによるストレスの発生→筋肉の緊張・・・・
この負の連鎖を食い止めることが大切なのです。ここで大切なのが何が筋肉の緊張をさせているか?です。
・ストレス ・疲れ(姿勢) ・冷え この3つが代表と言えるでしょう。
☆中医学的に考える『肩こり』の原因と対策
中医学(中国漢方)ではこうしたこりや痛みを広く”肩の症状“として捉え、体質から改善することを考えます。
肩こりや肩の痛みを引き起こす大きな原因は奇しくも先程ご紹介した3つの原因『ストレス』『冷え』『疲れ』とほぼ同じです。
◇ストレス肩こり(気滞血瘀タイプ)
ストレスによる筋肉の緊張は中医学的には「気」の停滞と言います。ストレスで筋肉が緊張して肩こりを起こしやすい方は以下の対策を行いましょう。
症状:慢性的な肩こり 目の疲労 生理前の肩こりが強い 舌の色が暗い
ストレス過多
おすすめの予防法・・・ミントなどの香りの良い物を積極的に取りましょう。陳皮(みかんの皮)や菊花などを使ったお茶もおすすめです。リラックスしてできるような運動、ストレッチ、ヨガなどがおすすめです。
◇ドロドロ血液・痰湿タイプの肩こり
中医学では体内に「痰湿(たんしつ)(余分な水分や汚れ)」が溜まりやすい肥満体質の人は、ドロドロ血で血流が悪くなり、肩こりが起きやすいと考えます。
症状:慢性的な肩こり 湿気の多い日にひどくなる 舌の苔が白い
おすすめの予防法・・・停滞している水分や汚れを取り除き血流を良くしましょう。積極的に運動をして汗をしっかりかきましょう。食生活を一度見直しましょう。はと麦のような利水消腫作用のある物をお茶として日常的に取ることもおすすめです。
◇冷えて肩こりタイプ
冷えで筋肉が緊張することでおこる肩こりは、体を温める力不足(陽虚)や血液不足(血虚)などの冷え性体質はもちろんですが、急激な気温変化や、寒いところに長時間いたりすることで、自然界の邪気「寒邪(かんじゃ)」や「風邪(ふうじゃ)」が身体に入りこむことでおこる場合もあると考えます。一口に冷えと言っても色々原因が異なります。
症状:急な肩こり 首筋の痛みや頭痛を伴うこともある 舌の苔が白く薄い
おすすめの予防法:体をしっかりと温めるものを取りましょう。葛粉(葛きりなど)、シナモン、ネギ、生姜などを積極的に料理に使用しましょう。
ストレスにしても肥満にしても冷えにしても、日頃の生活習慣が大きく関係しているので、肩こりしやすい体質を改善するには漢方による治療と一緒に日常生活から改善していくことが大切ですよね。
肩こりや肩の痛みは深刻な病気ではありませんが、慢性化しやすく、ひどくなると頭痛やめまい、しびれなどを伴うこともあります。身体の中に隠れている原因を考え、根本から解消するよう日頃の養生を心がけましょう。
次回は腰痛についてお届け致します。
ツイッターでは漢方豆知識、健康情報、セミナー開催情報などもお伝えしおります。
早川弘太のツイッターはこちらから
漢方相談・健康相談のご予約はお電話、メール、当店のLINEよりお気軽にご連絡ください。
さわたや薬局のLINEの友だち追加はこちらから