僕らって実は「ストレスを探している?」後編【山梨 漢方 メンタルケア さわたや】
5月14日にNHKのニュース番組『News かいドキ』に出演しました。
番組ではスタジオで急激な寒暖差による体調不良が増えているということで、
1)寒暖差による体調不良ではどんな症状が起こるのか?
2)なぜ寒暖差で体調不良がおこるのか?
3)身近にできる寒暖差対策とは?
についてお話をさせていただきました。
寒暖差による体調不良は様々です。番組内でも出てきた『疲労・倦怠感』『胃腸障害』などが代表ですが、不眠、気分症状、頭痛、肩こり、関節痛、高血圧、めまい、など体中に症状がおきます。
寒暖差で体調不良が起こる理由はズバリ!急激な温度変化で自律神経が乱れてしまうことが原因です。
我々の体は暑い、寒い、などを体が感じてそれぞれに適した状態に自律神経がコントロールしてくれるのですが、流石にこれだけ気温差があればとてつもないメンタルのストレスを受けたときのように、体にとっては大きなストレスとなり、自律神経が乱れてしまうのです。
スタジオでは時間の都合でお話できませんでしたが、この時期に体調を崩す原因は、今年はこの寒暖差に加えて、GW明けの疲労、生活リズムの乱れで自律神経が乱れ、
さらには5月病のようにライフイベントや環境変化が多く、3月、4月と蓄積した心身の疲労がGWを境に表れてしまったり、
さらには今年もひどいのですが、天候不順、気圧の激しい変化も自律神経を乱れさせるので、まさに今の時期は
『自律神経受難の月』といっても過言ではないかと思います。
寒暖差対策としては首、手首、足首の3首を冷やさない服装、
飲食はできるだけ温かいもの、ここまでは番組でもお伝えしましたが、それ以外にも中医学では『春』は五臓六腑の中ではストレスや自律神経、血流と関係が深い肝の季節と言って自律神経の乱れや気持ちが不安定になりやすい時期ともいわれているので、気の巡りを助けてくれる食材をしっかり取るとよいでしょう。春菊や三つ葉、たまねぎ、みょうが、しょうがなどの香味野菜や各種ハーブ、それに柑橘類と言った香りの良い食材もおすすめです。
さらに、入浴と運動もおすすめです。
汗をかくことは健康上とても大切です。入浴は寒暖差で冷えてしまった体を温めてくれることもできますし、急激な気温上昇で本来なら汗をかいて体温調節をしないと行けない時に上手にできなかった方は入浴による発汗で体温調節のサポートが出来るので、寒暖差がある時は健康状態にもよりますが、ゆっくりと39度から40度ぐらいの微温浴でうっすら汗をかいたりすると良いでしょう。
また、微温浴は副交感神経系を優位にしてくれるので、寒暖差で乱れた自律神経のバランスを整えてくれたり、睡眠の質の改善にも良いので、おすすめです。
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