更年期障害の漢方的対策【山梨 漢方 さわたや薬局】
3月は女性にまつわる日が多いということで(ひな祭り、女性の健康週間、国際女性デーなど)更年期障害についてお届けしています。
更年期障害についていろいろと解説をしてきました。
前回までのコラムはこちらからご覧ください。
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更年期障害が起こる人・起きない人・その違いとは??
【更年期障害が起きやすい人】
1)月経にまつわるトラブルが多い人
月経不順、月経痛、月経前症候群などの毎月の月経時になんらかの不快な症状があったり周期が乱れてしまっているのは子宮や卵巣の弱りのサインでもあり、もともとホルモンバランスが乱れやすいので、更年期の時期には要注意です。
そのほかのにも、子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣嚢腫など子宮や卵巣の病気を経験したことがある方はそのまま放っておくと更年期の時期になり症状がひどくなりやすいので、注意が必要です。
【更年期障害が起きやすい人】
2)自律神経の乱れがある方
自律神経の乱れが症状がおこる原因である更年期障害ですから当然、日頃から自律神経が乱れやすい方は要注意です。
イライラ・くよくよしやすい 不眠がち 頭痛 肩こり めまい
耳鳴り 胃腸虚弱
便秘や下痢を繰り返す
この2つが当てはまる方は日頃から注意しておきましょう。
更年期障害の治療法とは?
【病院での治療は?】
更年期障害で婦人科などを受信した場合は、治療法として多く使われる
のが「ホルモン補充療法(HRT)」です。これは減少したエストロゲン
(卵胞ホルモン)を補充する療法です。また、子宮を有する場合には、
黄体ホルモン(プロゲステロン)を一緒に投与されることがあります。
うつや不安などの精神神経症状が主たる症状の場合や、HRTが無効な場合には抗うつ薬や抗不安薬が使用されます。ほかにも、専門のカウンセラーによるカウンセリングも効果的と言われていますがそこまでのケアができる医療機関がほとんどないのも現実です。
【漢方が注目されている理由】
このような治療が医療機関では中心ですが、近年では漢方薬を使った治療も非常に注目を集めています。それは体質や気質、症状によって方剤(漢方薬の種類)を使い分けることができ、「異病同治」という異なった病気をカラダのバランスを整えていくことで同時に治していく、という漢方の基本的な考えはまさに更年期にはうってつけといれるからかもしれません。
次回は更年期障害の改善で注目されている漢方的な更年期対策をご紹介します。
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