メンタルケアにおすすめ思考『不幸より幸せカウントしよう』【山梨 漢方 メンタル さわたや】
☆現在の食に関する問題点☆
前回より夏は食事に注意したい、ということで食事を根本から見直す機会になればと、食育についてお届けしております。
国が食育に取り組む理由は前述の食育基本法の全文に記されています。人々が食の大切さを忘れがちであること、その結果下記のような問題が生まれています。
・栄養の偏り・・・スローフードからファストフード、加工食品の氾濫など
・不規則な食事・・・嗜好品の増加、ファーストライフによる食事時間の乱れ
・肥満・生活習慣病増加・・・前述2つの結果と栄養過多など
・過度の痩身志向・・・女性を中心にした誤ったダイエットによる被害
・食の安全問題・・・食品事故、業者のモラルの低下
・食の海外への依存・・・食料自給率の低下
・食に関する情報氾濫・・・マスコミの偏った情報による誤った情報の蔓延
全文のなかでもこのような問題点をふれております。このような問題点を改善して正しい食習慣を身につけることが食育の基本だと思います。
食育の基本『6つのこ食』とは?
まず最初に紹介するのが食育の基本である6つの『こ食』です。この6つの『こ食』とは現代人が注意したい食についての問題点がすべて詰まっていると言っても過言ではありません。具体的にその中身を見てみましょう。
☆6つのこ食とは?☆
①ひとりで食べる孤独の『孤食』
②それぞれが好きなものを食べる個別食の『個食』
③決まったものしか食べない固定食の『固食』
④粉物ばかり食べる『粉食』
⑤食べる量が少ない小量食の『小食』
⑥味の濃い物ばかり食べる濃い食の『濃食』
孤食
この6つの問題点です。とくに子供を含めた若年層では一人きりの食事では好き嫌いが増えたり、食事量も不足しがちです(孤食)。食卓に会話がないので、社会性や食事のマナーが身につきません。
個食
また、家族全員がそろった食事でもお父さんは『焼き鳥とビール』お母さんは『パスタ』子どもたちが『ピザ』と、まるでファミレスのように各々が好きなものを食べる減少も見られます(個食)。このようにいつも好きな物だけ食べていると、身勝手でわがままな子供に育ってしまいます。
固食
若年層の食事では学生など中心に外食やコンビニなどで食べることがふえると自分の好きな物しかたべない、毎日唐揚げ弁当とカップラーメンというような10代、20代の方は数多くいます(固食)。
粉食
さらにパン食が増えてこと、食べやすい麺類の普及などにより日本の伝統食であるお米をたべる機会も減っています。たまに食べるには良いですが、小麦粉などの粉を使った食事はどうしても他に色々な材料、バター、卵、牛乳などふくまれておりますし、一緒に食べるものも高カロリーになりがちなので食べる頻度には注意しましょう。
粉食自体が悪いわけではありませんが、粉食が多くなりすぎると栄養バランスが崩れやすいので、注意をしたいですね。ご飯は水とお米だけなのでダイエットしているときも余計な脂質などを取りすぎないのでおすすめです。(粉食)
小食
過度なダイエット志向で食べる量が減ってしまうとカラダのバランスを崩します(小食)。
若い女性の方が無理なダイエットで生理が不順になってしまったり、ひどい場合は不妊の
原因や、月経が止まってしまうこともあります。
濃食
そして濃い味付けのものを好む方がふえており、塩分のとりすぎは日本人の大きいな食の
問題の一つです(濃食)。
この6つの『こ食』は日頃の食生活でちょっと意識するだけで大きな変化を及ぼします。ぜひもう一度ご自分の食生活を見直して、あてはまる『こ食』がある場合は少しづつでも改善をしていきましょうね。
次回も食育についてお届け致します。
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