目の弱りも体質別・漢方的 目の養生法【山梨 漢方 さわたや薬局】
いろいろな目の疾患をご紹介してきましたが、今回紹介する緑内障は患者数が多い目の病気の一つで、きちんと治療をしないと失明の恐れもある目の疾患です。
☆緑内障とは?☆
角膜と水晶体の間には房水という栄養を含んだ液体で満たされています。緑内障は、この房水の排泄が行われなくなったり、流れが悪くなった結果、眼球内部の圧力が高まり、視神経を傷害する疾患です。急性緑内障は、房水が全く排泄されず眼圧が急上昇する状態で激しい頭痛と目の痛みがおこります。失明の危険があるため、すぐに治療の必要があります。
慢性緑内障は房水の流れが悪い状態です。自覚症状はほとんどありませんが、視野が少しづつ欠ける視野欠損が進行します。
治療法は点眼薬を使用して眼圧コントロールをしたり、外科手術などが行われます。
☆目の健康維持に『水』と『血流』
房水は血管がない角膜や水晶体に酸素と栄養を送り、その透明性を維持しています。網膜にある視細胞は外界から届けられた光を電気信号に変える役割があり、網膜の毛細血管は視神経の機能を維持しています。
なので、毛細血管の働きを維持するためにも房水の流れと血流は目の健康を維持するためにも極めて重要です。
《緑内障症状チェックリスト》
□視野に欠けがある
□中心のやや上の一部が欠ける
□光の周りに虹がみえる
□目を休めても疲れが取れない
□目がかすむ
《眼圧上昇時の症状》
□激しい頭痛がする
□頻繁に目が疲れる
□激しく目が痛くなる
□目が充血している
□吐き気がする
※気になる症状のある方は早めにご相談を
春に注意したい『5月病』の健康コラムはこちらから
さわたや薬局のHPはこちらから
Twitterのフォローもお待ちしております
Facebookページはこちらから(^^)
次回はタイプ別の目の養生法をお伝えします。
参考文献:ヘルスケア大学HP 参天製薬HP イスクラ産業HP 日本眼科学会HPより