目の弱りも体質別・漢方的 目の養生法【山梨 漢方 さわたや薬局】
前回から目の健康についてお届けしています。今回は第2回目。
☆老眼と眼精疲労☆
最近は若年化も進んでいる『老眼』。年齢を重ねてくると近くのものが見えにくくなります。それが、老眼です。
人間は何かを見るときに無意識に目のピントを合わせていますが、加齢によりこのピント調節機能は衰えてしまいます。眼精疲労がある方は慢性的にこの状態が続いているような物です。
《目のピント調節機能とは》
視力に問題がない人というのは、レンズの役割をしている水晶体の厚さを変えることによって、ピントを調節しています。
近くを見るときには水晶体を厚くし、遠くのものを見るときには水晶体を薄く調節するのです。ところが、加齢にともなって水晶体が硬くなり弾力性を失ってしまったり、厚さの調節を行なう筋肉が弱ってしまうのです。
《老眼が起こる原因》
実は老眼が起こる原因は、ほとんど解明されています。前述したとおり、目の調節機能には水晶体が大きく関わっています。加齢にともない、水晶体の弾力性が失われることが大きな原因の1つです。水晶体は主にタンパク質で形成されていますが、そのタンパク質が変性して硬化が起こると考えられています。
また、水晶体を支えている毛様体筋という筋肉も重要です。毛様体筋が伸縮することで水晶体の厚みが変化するのですが、加齢により毛様体筋が衰えてしまうと、水晶体を厚くして近くを見ることが困難になります。
ですから老眼にならない方、なっても軽くて済む方は水晶体の弾力を失わないように食べたものからしっかりと良質のタンパク質を水晶体に提供できる内臓の力(漢方的には五臓六腑)と水晶体を支える毛様体筋が衰えないように良質の血液をきちんと筋肉に提供することが必要なのです。
次回は今や若年化も問題視されている『白内障』についてお届けします(^^)
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参考文献:ヘルスケア大学HP 参天製薬HP イスクラ産業HP 日本眼科学会HPより