11月26日は『いい風呂の日』だからこそ注意したいお風呂の安全な入浴法&湯船の効能とは?
温泉と入浴と健康についてお届けをしたシリーズも今日で最終回です。
春は気温差や天候変化によりカラダが冷えたり、自律神経が乱れやすくなるので、そんな春にオススメの健康法として温泉と入浴についてお届けしました。
前回は温泉入浴のメインとも言える働き『温熱作用』についてお届けしました。今回は温泉の働き〜その2〜についてお届けします。
さらに、どんなにカラダ良い入浴も安全に入らなければ本末転倒です。
お風呂に関連した事故で命を落とす方も少なくありませんので、最後に安全に入浴するための注意点なども紹介したいと思います。
温泉の働き〜その2〜
2)浮力作用
お風呂に首まで浸かると体重が10分の1になります。陸上でカラダを支えている関節や筋肉が地球で重力から開放されますから、湯船は足腰を休ませる絶好の機会です。ふわふわ浮いた感覚は究極のリラックス空間です。ストレス解消にも良いでしょう。
3)清浄作用
当たり前かもしれませんが、お風呂につかると毛穴が開き毛穴や皮膚の汚れが落ちやすくなります。肌の清潔にすることで健康面はもちろんですが、美容にも重要です。
4)水圧作用
お風呂に入った瞬間に思わず『ふううううう〜』という声が漏れたことありませんか?これは入浴することで起こる水圧で肺が圧迫されて出てくるとも言われています。
全身浴だと圧力は腹囲が3〜5cm縮むほど!血液やリンパが圧力で押されて心臓にちゃんと戻っていくのでむくみの改善にも繋がります。しかし、心肺機能が落ちている人は水圧で圧迫されて息苦しくなるので心臓などに負担を抱えている方は全身浴でなく、半身浴などが良いでしょう。
5)水の粘性・抵抗生〜無理なくストレッチ〜
水の中では素早くカラダを動かしたくてもできませんよね。これが水の粘性・抵抗性です。これを利用すると安全かつ効率的に運動ができます。
普通に歩くより水中のほうが抵抗が強いのでより強い運動になります。また、ストレッチも陸上ではできない姿勢も粘性を活用してできます。何より前述の浮力と合わせることで、関節に体重の負荷が少ない状態で粘性による強度の強い運動ができるので、リハビリなでで活用されています。
前回と合わせて様々な入浴の働きを紹介しました。大きな浴槽で、さらに温泉であればいろいろな働きは倍増です。ぜひ、リラックスして楽しみとしての入浴・温泉で健康なカラダづくりもしていきましょう。
入浴するときの注意点!こんなときは控えてください
☆高齢者は血圧が160/100以上で入浴時にリスク増
(一般財団法人日本健康開発財団温泉医科学研究所・東京都市大学発表の参考値・以前ははっきりとした基準値はなし)
上の血圧が160,下の血圧が100以上ある場合は入浴を控えましょう。心臓などにかかる負担が大きいので事故の原因となります。
☆風邪の場合・・・発熱がなければ基本的には大丈夫ですが、体調をみて、長湯には注意しましょう。
☆運動後、疲れているときは1時間ほど休んでから入浴しましょう。入浴は発汗したりするので、筋肉は柔らかくなり疲労がとれますが、発汗により疲労感が増す場合もあります。激しい運動のあとは汗の量などに注意しましょう。
☆食事の前後は注意・食後は1時間ほど立ってからにしましょう。食後は胃に血液が集中するため、貧血やフラつきの原因になったりします。ご注意ください。
☆急性の病気の発病時には入浴は控えましょう。とくに、痛みなどの症状がでたばかりの時はご注意ください。
その他、入浴に適さない体調は多々あります。基本的には体調が悪いときは無理に入浴をせず、カラダを休めましょう。
繰り返しになりますが、どんなにカラダに良いこともやり方を間違えたり、やりすぎるとカラダの毒になります。食事や栄養素も摂りすぎて良いことはありません。
ぜひ入浴も正しい方法、ご自分の体質にあった方法で行いましょう(^^)
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そろそろ5月病も気になる時期ですね。
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