花粉症とも関係が・・・春は自律神経の乱れやすい時期【山梨 漢方 さわたや薬局】
前回は花粉症の原因について考えてみました。
今回の花粉症の有効な対策について考えてみましょう。
なぜ現代人はこれほど花粉症が増えてしまったのか?
それではなぜ現代人にこれだけ花粉症などのアレルギーが増えてしまったのでしょうか??
本当の原因はまだ良くわかっていませんが、一般的には戦後の植林政策によるスギ花粉の増加、サッシなどの改良により気密性の高い住環境がふえて、ダニやハウスダストが増えたこと、食生活の変化で高タンパクの食事が増えたこと(腸管免疫の低下)、大気汚染、ストレス社会などがあげられています。
〜原因ありて結果あり!有効な花粉症対策は?〜
冒頭に『原因がわかれば対策が可能』とお伝えしましたので、花粉症をすこしでも楽にするために何ができるか考えてみましょう。
原因その1・花粉を侵入させない
1)マスクなどの活用
これに該当する対策はマスクや、空気清浄機、花粉の多いところには近づかない・・・などがあります。この様な対策は意外と馬鹿にできません。マスクや
空気清浄機などである程度の花粉はカットできるので積極的に活用
しましょう。しかし、残念ながら完全にカットすることはできませ
ん。現代社会でアレルゲンから100%逃れることは不可能と言え
ると思います。
2)天然のフィルター皮膚・粘膜強化
そこでやっておきたいことは花粉など直接ふれてカラダに入る入口である『皮膚や粘膜強化』です。本来であれば鼻でしっかりと呼吸ができる状態を維持できていれば鼻呼吸の特徴である防塵効果である程度の花粉の侵入をカットできるのですが、すでに花粉症の方はほぼ口呼吸になっているので、鼻と違って口からは花粉がドバドバ侵入してきます。その花粉が少しでも体内に入らないようにするには空気に触れる皮膚や粘膜を強化することが大切です。そのためには飲食に注意したり、貧血気味の方は貧血対策をしたり、カルシウムが不足すると皮膚と粘膜が弱るのでしっかりと摂取するなど様々な対策があります。
これさえやれば、という必殺技はないですが多くの方に共通して行える皮膚粘膜強化策はカルシウムの補給だと思います。
花粉症になっている人の弱い粘膜を強化するには食事からでは100%足りないので品質の高い医薬品のカルシウム等で補うことをオススメします。そして皮膚や粘膜を弱らせないために砂糖などの甘いものを控えることをオススメします。
次回は原因その2についてお届けします。
様々な花粉症の健康コラムはこちらからご覧いただけます。