腸の働きこんなにあるの?腸の元気はカラダの元気~山梨 漢方 沢田屋薬局~
「腸」すごいぞ!こんなにある腸の働き
前回はウンチの話をしたので、腸=ウンチをつくるところぐらいにしか思っていない方がもしかしたらいらっしゃるかもしれませんね。
実は腸にウンチを作り出す以外にもたくさんの役割があるのです。むしろウンチを出すことは腸のもっているたくさんの役割の中のごく一部にすぎないかもしれません。腸がもっているたくさんの役割をご紹介していきたいと思います。
☆腸が持つ様々な働き☆
①『消化』・・・腸内細菌は消化改善や、消化酵素で消化できないものを分解してくれます。実はこんな働きもあるのです。「胃腸薬」と言いますよね。腸は消化をサポートする役割も有るのです。
②『吸収』・・・カラダに必要な栄養素は腸で吸収される。
これは多くの方がご存知では無いでしょうか?
胃で消化され(もちろん腸も手伝いますが)腸に降りてきた食べ物(胃で消化されてドロドロのおかゆ状になって降りてくる)は腸管を通りながらカラダに必要なエネルギーとして吸収をされていきます。
内服の薬の多くも当然ですが、腸管より吸収されます。カラダの外から入れたものを中に取り込むという腸がもっているとても重要な働きの1つです。
③『合成』・・・ビタミン、ホルモン、酵素をつくる。
腸内では様々なビタミンやホルモン、酵素が作られます。
④『解毒』・・・腸の解毒作用が内蔵、呼吸器、皮膚に影響を及ぼす
腸は食べ物を吸収する入り口。体腔といって鼻や口、と同じく空気にも触れております。カラダの中に害を及ぼすものを入れないように解毒する働きもあると考えられています。
次回も腸の働きの後半を紹介します。
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