僕らって実は「ストレスを探している?」後編【山梨 漢方 メンタルケア さわたや】
【痔の種類とは?】
今月は人類の宿命的な病気と言える【痔】についてお届けしています。
初回、前回と痔という病気の仕組みや、なぜ人間だけなりやすいのか?ということをご紹介してきました。
それでは今回から具体定期な痔の種類について見ていきましょう。
タイプは様々!あなたはどんな『痔主?』
①<裂肛>切れ痔、裂け痔
多くは固くなった便を肛門括約筋が充分弛み切らないうちに、急にいきんで排出しようとして、肛門に傷をつけるために起こります。症状としては軽いものですが、放置すると肛門周囲膿瘍や肛門潰瘍へ進行する可能性もあります。
②<痔核>内痔核、外痔核
直腸と肛門部周辺には、肝臓に続いている門脈系と心臓に続く上直腸静脈が複雑にとりまいていて、この静脈系の血液循環が悪くなり、鬱血を起こしている状態です。痔核は歯状線より内側に出来る内痔核と外側に出来る外痔核に分類されます。
○内痔核…痛みは少ないので、知らないうちに悪化しやすい。出血が主で、勢い良く多量にほとばしる
(走り痔)こともある。
症状…無症状、出血、痛み(嵌頓痔核の脱出時)脱出
○外痔核…痛みが比較的激強く、指の届く所に出来るので、腫れるとすぐにわかります。出血はほとんどないですが紙に血がにじむ程度である。
症状…激痛、搏動痛、腫れ
④<脱肛>出痔
脱肛には、内痔核が進行して起こるものと、老人性の直腸が弛緩して起こるものがあります。
⑤<直腸・肛門周囲膿瘍>腫れ痔
歯状線は深いヒダになっていて、便が通過するたびに伸び縮みしますが、固い便だったり、下痢便だとヒダに傷がつきやすく、外傷性の潰瘍の原因になります。ヒダの奥深くには便が残りやすいため、不衛生になると炎症が起こりやすくなります。このヒダには静脈毬がたくさんあり、その血液が炎症を起こして、血栓性静脈炎、血栓性痔核をつくります。こうなると化膿しやすくなり、腫れや痛み、発熱なども起こします。
⑥<痔瘻>あな痔
痔瘻は膿のかたまりで、直腸・肛門潰瘍の激しい症状が去り慢性化したものや、最初から発生する場合があります。歯状線より内側に出来たものは内痔瘻といい、外側に出来たものは外痔瘻といいます。さらに瘻管が直腸内部と外界とつながっているものは完全痔瘻といい、そうでないものは不完全痔瘻といいます。
⑦<肛門瘙痒症>かゆ痔
多くの場合は他の痔疾の炎症、又は化膿の分泌物によって刺激を受けるための二次的なものが多いようです。
昔に比べて、ウォシュレットの普及などで痔主は減ってきているようですが、痔はお尻に症状は出ますが、お尻の病気ではないので、安易に考えずに、最大の要因である血液の澱み(鬱血)が起こらないように血流改善しながら次回に紹介する予防法を実践しましょう。
痔のご相談もさわたや薬局までお気軽にご相談下さい。
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