話題の『NO(一酸化窒素)』【山梨 漢方 温泉入浴指導員 沢田屋薬局】
【治療から予防へ】
厚労省が制度化を検討している『かかりつけ薬局の機能強化』などについて先週からお伝えしております。
医療自体は飛躍的に発達をしましたが、それとは裏腹に病人の数は減っていないという現実をうけて、医療費削減、介護保険削減をはかり国の財政負担を減らすため、それだけではもちろんなく、国民の健康長寿促進のためには予防をしていくしかない、ということを政府も感じ、このような制度を検討するに至ったのだと思います。
詳しい内容は前回の健康コラムを御覧ください。
さて、今までは病気になった人を治すことに全力を傾けてきました。
そのお陰で治らなかった病気が治るようになったり、現状を維持できたりできるようになりました。
その反動として病人が増え続け、日本人は国民皆保険制度の悪い部分として『病気になったら医者に行けばいい、薬を飲めばいい』という病気を予防しようという意識が低下してしまったのかもしれません。
【迫り来る2025年問題】
誰しも病気にはなりたくありません。ましては2025年問題(人口の4人に一人が高齢者)を目前に控え、健康寿命の増進が必須となっている現在、水際で病気を防いだり、重症化を防ぐことができる『健康づくり支援薬局』はその機能が十分に果たせられれば医療費の削減、地域社会の健康に寄与できると思います。
認定制度という仕組みに関しては医薬品を販売している以上『相談を受けれて当たり前』というぐらいの医薬品販売、薬の専門家としてのプロ意識を全国の薬剤師、登録販売者には持っていただきたいと思います。
少なくても私は、さわたや薬局では、そのような思いで薬局をやらせて頂いております。ぜひ安心して健康相談にお越しください。社業を通じて少しでも地域の皆様の健康に寄与できれば幸いです。
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