意外!?カルシウムは頭の健康にも必要!
〜原因ありて結果あり・ちゃんと予防すれば認知症も怖くない〜
『認知症は予防できる!!』と力強く始まった認知症についてですが、どんな病気も原因があります。その原因をしっかりと知っておくことで予防として何をすれば良いのか?どんな生活習慣が良いのかわかります。必要以上に恐れていても仕方ないので、認知症にならない体づくりをしていきましょう。
【あらためて・認知症ってどんな病気なの??】
認知症とは、記憶、判断、認知、言語、計画、人格などの様々な脳の機能が長期にわたって低下する状態と言われています。進行すると、物忘れや妄想、徘徊、幻覚、抑うつ、暴言や暴力、食行動の異常など、様々な症状が出てくるため、日常生活に支障をきたすようになります。やがて全身の機能低下までも引き起こすので寝たきりにまでなってしまいます。
発症の約25年前から脳内に蓄積し始める老廃物(アミロイドβ、タウタンパク)をいかに排泄できるか、またいかに蓄積を抑えられるかという早期(40代から)の認知症予防が最大のカギ!
【認知症の種類】( )内は認知症の原因の%
①アルツハイマー型認知症(60~80%)→加齢による①老人斑の多発(アミロイドβの蓄積による)⇒②神経原線維の変性(タウタンパクの蓄積による)⇒そして③大脳(海馬)の委縮、の順で発生するのが特徴。日本人にもっとも多く、女性は男性の1.5~2倍。
②脳血管性認知症(約20%)→脳梗塞や脳出血により脳細胞の一部が障害を受けて発症。
③パーキンソン病(約10%)→神経細胞の変性による神経伝達物質ドーパミンの減少。
④レビー小体型認知症(約5%)→脳幹や大脳皮質にレビー小体が溜まり、神経細胞が死滅することで発症。
⑤前頭側頭型認知症(約5%)→前頭葉と側頭葉の原因不明な萎縮により発症。
認知症を予防するには、生活習慣の改善が不可欠です。
認知症は、食べすぎや飲みすぎ、運動不足や喫煙、睡眠不足など生活習慣から起こる生活習慣病と関わりが深いと言われています。脳内でもとりわけ海馬は、血液が少ないことに対してとても弱い部位でもあるので、少しの血流不足の状態が続くだけでも、認知症発症の原因になってしまいます。
〜注意したいこんな症状〜
●高血圧→血管が引き伸ばされ、血管が傷み、動脈硬化を起こして、心疾患、脳疾患になりやすくなります。またわずかな動脈硬化も海馬自体への血流量の低下も招きます。
●糖尿病→インスリンの分泌低下やインスリンの抵抗性が出ることで、血液中のブドウ糖を処理できずに、血糖値が高いままになると、心疾患や脳疾患になりやすくなります。
●脂質異常症→血液中に中性脂肪やコレステロールが多くなると、動脈硬化を起こして、心疾患や脳梗塞になりやすくなります。
●肥満→BMIが25以上の肥満になると色々な病気になりやすく、睡眠時無呼吸症候群になりやすく、慢性的な脳の酸欠により障害が出やすくなります。
*生活習慣病の改善と血流の改善が認知症発症のリスクを減らすことにもなります。一緒にさわたや薬局は地域の認知症ゼロ!を応援致します。
山梨県の認知症予防はさわたや薬局までお気軽にご相談下さい。
さわたや薬局のHPはこちらから