薬食同源~5つの味「苦味」~
今年の4月から変更された『食品機能表示制度』
今年の4月より食品表示に関する制度が変更になったのを皆さんご存知でしょうか?
食品が体に与える効能について臨床研究結果や論文など科学的根拠を消費者庁に提出すれば、届け出後60日で『肝臓の働きを助けます』などの表記をして販売できる「機能性表示食品制度」が4月1日から開始されました。
4月7日時点で申請数は80件を超える数が!
4月7日の時点で消費者庁には80件を越える申請が出されており、トクホ(特定保健用食品)などに代表される健康食ブームがさらに過熱すると思われます。
うそ・大げさ・紛らわしい物がいっぱい
制度の施行を前に、消費者庁は3月31日、「機能○○食品」など紛らわしい表現を使ってインターネットで商品を販売していた25業者に、表現を改善するよう文書で要請したというニュースが舞い込んできました。
『やはり』というのが私の率直な感想です。現在の健康食品やトクホなどのCMやチラシなどの販売方法を見ていると、どう考えても消費者を勘違いさせて『騙してやろう』という悪意のある物が多く見受けられます。
飲むだけでいかにも痩せます、という宣伝をしているお茶やサプリはその代表格でしょう。健康被害がでることも少なくありません。
何となく『だまそうとしている感』がいっぱい
この手の商品の一番の問題点は、消費者が医薬品と混同してしまうような表現が横行していることです。健康食品の『お客様の体験談』手法は本当に目に余るものがあります。
ラジオショッピング、テレビショッピングなどの表現も正直、薬事法的にセーフなのか?と目や耳を疑うような内容が連日放送されています。あれでは年配の方を中心に勘違いする方がいても不思議ではありません。
今回消費者庁が改善要請を出した25業者は名前こそ公表されていませんが、まさに氷山の一角といって間違いないでしょう。
次回も食品機能表示制度についてお届けします。
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