低体温症・なぜ悪い?低体温がカラダに与える影響とは??【山梨 漢方 さわたや薬局】
自分の平熱、ご存じですか??
みなさん、ご自分の平熱は何度かご存じですか?近年、平熱が36℃以下という『低体温』の人が増えています。そのまま放っておくと様々な病気を発症し、突然死の原因にもなりかねません。今回は、低体温症とその改善方法をご紹介いたします。
【そもそも低体温症とは??】
低体温症とは、深部体温が35℃以下の状態を指し、32〜35℃を軽症、28〜32℃を中等症、20〜28℃を重症と分類されます。聞き慣れない言葉かもしれませんが、深部体温とは、カラダの表面や指などの体温とは異なり、脳や心臓などを維持している臓器の温度を指します。通常の深部体温は肝臓38.5℃、直腸38℃、舌下37℃です。
【まず正しく測れないと意味が無い・正しい体温の測り方】
改めてですが、ここで正しい体温の測り方をご紹介します。
健康な人は平熱は35.5℃〜37.1℃と言われています。
下記のポイントをおさえて、正しく測るようにしましょう。
①測定前の準備として約10分間脇をしっかりと閉めましょう。
②体温計の先を斜め下から、脇下の一番へこんでいる部分に
当て、無理なく腕をカラダに密着させて測定しましょう。
③脇がしっかりと閉まるように、測定する腕の手のひらを上に
しましょう。
【なぜ低体温症が起こる?】
カラダの表面と深部に体温センサーの働きをしている神経があります。
そのセンサーが完治したカラダの外部温度と筋肉や肝臓のなどの臓器の温度をもとに脳の視床下部(体温調節中枢)が体温調節をして、カラダの表面と深部の温度差が適切に維持されています。
指先などの末梢血管は、寒さを感知すると自律神経の働きによって収縮して体温を維持しようとします。また、震えによって筋肉が熱を産生し体温低下を防ごうとします。寒い時にカラダに起こる反応はほとんどが体温を維持するための働きだったのです。
しかし、極端なダイエットや筋肉の減少、甲状腺ホルモンの減少などにより、カラダで作られる熱量(熱生産)が減少したり、ストレスや老化などによって自律神経が乱れたり、血管の収縮が上手く働かないと熱放散(カラダからでていく熱)とのバランスが取れずに低体温症になります。
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