漢方夏バテ対策その3~夏バテしないための水分補給の仕方~
山梨県の秋の味覚 キノコ
山梨県の秋の味覚といえば、ぶどうなどの果物はもちろんですが、やっぱり山の幸『キノコ』でしょう。
キノコ狩りの好きな方は、シーズンになるとウズウズしてしかたない、春の山菜採りとならんで多くの方が趣味と美味しく食べれるという実益を兼ねた楽しみとして愛好されています。
漢方薬の原料にも・キノコの素晴らしさ
実はこのキノコ、非常に多くの漢方薬の原料としても使われているぐらい薬としての働きもあるのです。
我々が普段口にしているキノコ類、しいたけ、えのきたけ、しめじ、まいたけ、なめこ、マッシュルーム、白きくらげなどは人工的にも栽培されて非常によく食べられていて、カロリーも少なくダイエットの時にも活用できる食材です。
また、多くのキノコが漢方薬として活用されています。代表的なキノコに
『マツボト(茯苓:ぶくりょう)』・・・桂枝茯苓丸・五苓散などに配合
『チョレイマイタケ(猪苓:チョレイ)』・・・猪苓湯などに配合
があります。これ以外にも日本では医薬品ではありませんが、霊芝や冬虫夏草などは中国では医薬品や健康食品、薬膳や薬酒の原料としても愛用されています。我々にとっても一番身近な薬膳かも知れませんね。
人工のキノコと天然のキノコの違い
日本人はキノコ好きと言われています。縄文時代の遺跡からはキノコ型土器が出土し、万葉集や古今和歌集には『キノコ狩り』の歌が幾つもあります。
平安時代の貴族が愛したのが『松茸』で、日本人の松茸好きは1000年以上の歴史があるようです。松茸は今なお人工栽培ができずに庶民には『高嶺の花』です。
松茸のように人工栽培ができないキノコがたくさんあるだけでなく、実は栽培技術やバイオ技術が発達しても人工で作られているキノコと天然のキノコとは全く同じというわけではありません。
人工のものは天然物でいう『キノコ』になる前の物を分離してそれを工場のタンクで大量に培養しているだけです。ですから天然のキノコとは成分やその割合などは異なり『くすり』としての働きも当然違います。天然物が高価なのもうなずけますよね。
次回も食欲の秋!キノコについてお届けします〜
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