夏バテは忘れた頃にやってくる??【山梨 漢方 沢田屋薬局】
今月からお届けしている食養生コラムからちょっと離れますが、最近話題になっている健康茶の過剰摂取による健康被害についてお届けします。
先日からニュースなどを通じで報道されていますが、内容的には国民生活センターが消費者に向けて注意を呼びかけているのは、マメ科の植物「キャンドルブッシュ」を使った健康茶を過剰に摂取した場合、激しい腹痛を引き起こす可能性があるので注意をするように、というものです。
また、キャンドルブッシュはダイエット効果があるなどとされて宣伝などがされていますが、決して脂肪を燃焼するわけではなく(実際に飲むだけで脂肪が燃焼するものがあるとは信じがたいですが)下剤の作用で体重を減らす、というからくりだったのですね。
国民生活センターのしらべによると、ダイエットや便秘解消に効果的と言われている「キャンドルブッシュ」を使った健康茶15種類について調査したところ、「センノシド」と呼ばれる下剤成分が含まれていることがわかったのです。センノシドは医療用医薬品で、『プルゼニド』『センノサイド』などという商品名で処方されている『下剤』と同様の成分です。
過剰に摂取すれば当然激しい腹痛を起こすはずだし、一般的な便秘薬、下剤などを服用するよりは安心であんぜんだから、と服用していた物に、実は下剤の成分がしっかりと入っていた、というのは恐ろしいことですよね。
この辺りは健康食品販売業者の販売戦略で『便秘薬より安心・安全』という謳い文句で販売しているところが多いので、勘違いをしてしまうのでしょう。
下剤の成分ですから、ネット販売や過剰な広告のうたい文句通り『お腹はスッキリ』しますよね。スッキリというか、下剤で腸を刺激するので出て当たり前ですよね。そうじゃないのが欲しかった方からすると完全に裏切られた、詐欺のような物です。
『下剤ではない』という認識で摂取していた方にとっては不信感につながるし、安全と思っていたものが実は危険であったというのは怖いことですよね。
間違った知識として、『医薬品⇒副作用があったり、効き目が強くて危険』『健康食品⇒安心・安全・薬じゃないから副作用がない』と言うようなことが蔓延しているし、健食を専門で販売している業者はそのような謳い文句で大量に販売している事実があります。
実は、医薬品は厚生労働省の認可できちんと定められている安全な量で販売をされています。
むしろ今回のキャンドルブッシュ配合のお茶のように実際何がどれぐらい入っているかよくわからないものの方がある意味危険だと僕は思います。
安全な医薬品をきちんとした服薬指導を受けて服用するほうが逆に安全だと思います。
健食を自分で購入して、過剰摂取で健康被害がでても自己責任。自分の体を自分で守る意味でも正しい方法で自分の体調管理をしていきましょうね。