お正月明けに「副鼻腔炎」「ちくのう」が悪化するのはなぜ??~山梨 漢方 沢田屋薬局~
年末年始で食べ過ぎて・・・
年末年始で胃腸がつかれている方が多いと思います。
胃腸は中医学では『脾胃(ひい)』と言われて当然ですが大変重要な働きをしております。
体の元気を保つのに大切な『良い食事』と同じく大切なのがそれを吸収する『元気な脾胃』なのです。
脾胃とは消化器全体を表す
『脾胃』とは中医学では『後天の本』と言われており、消化器全体を指します。
どんなに良い食事を、良い方法で摂取してもこの消化器全体が弱ってしまっていては宝の持ち腐れ。
胃はもともと食べたものを消化してくれますし、脾(現代医学的な脾臓とはことなります)は中医学では食事でとった栄養や水分を吸収して全身に運ぶ働きを持っていると言われています。
この働きが年末年始に暴飲暴食をしてしまうと、働きが鈍り、食欲不振や胃もたれ、消化不良、便秘、下痢などの様々な不調をおこしてしまうのです。
健康な体作りのためには『良い食事』を摂ることと同時に『元気な脾胃』にしておくことも大切なのです。
〜脾胃の元気を保つ方法〜
☆脾胃の元気を損なうこと☆
・暴飲暴食
・ストレス
・冷え
・普段とことなるリズムでの飲食
どれも年末年始には切ってもきれないことばかりです。暴飲暴食は言うまでもありませんが、ストレスも大切な要素です。ストレス過多になると消化器系の収縮を司る副交感神経の働きよりも動きが少なくなる交感神経モードになりやすく、胃に負担がかかってしまいます。また、体の冷えが胃腸に来るとそれも働きを低下させるので、注意が必要です。
そして休み独特の生活リズムの乱れも普段と違う時間に食事をするなどで胃のリズムも乱れてしまうので、脾胃の元気を損なう原因になりますので、注意が必要です。
〜こんな症状は脾胃の弱りのサイン〜
☆脾の弱りのサイン☆
食欲不振 胃もたれ お腹のハリ ゲップがたくさんでる 痩せてしまう 疲労感がある 息切れ めまい 軟便、下痢 痰が多く出るむくむ こんな症状は『脾の弱り』と考えられています。
☆胃の働きの低下のサイン☆
胃とお腹のはり 消化不良 ゲップ しゃっくり 嘔吐 便秘
こんなサインがあるときは要注意です。せっかくの年末年始、元気な脾胃で楽しく過ごしたいですよね。
漢方薬や一般の胃腸薬などは症状に合わせて使うことがとても大切です。また、脾胃の弱りは中高年に多いのですが、中高年に多い高血圧の方はできるだけ服用しないほうがよい市販の胃腸薬などもありますので、きちんと相談してお薬を選びましょう。
お薬以外にも脾胃を補う食養生を上手に生活に組み込んで行くことが大切です。やはり基本は食事です。ご紹介する『脾胃を補う食材』と『脾胃の症状を取り除く食材』を上手に活用するとよいでしょう。当然、薬食同源ですが薬では無いので『ちょっとおかしいかな・・・・』というようなときに活用するとよいでしょう。また、日頃から脾胃の弱りが気になる方は普段から積極的に摂取しておくとよいでしょう。極端にたくさん食べたからといって症状が改善されるわけでは無いので、ご注意ください。
脾胃を元気にする食材とは?
☆脾胃を補う食材☆
山芋 じゃがいも かぼちゃ 白身魚 豚肉 キャベツ リンゴ いんげん豆 大豆製品 など
☆脾胃の症状を取り除く食材☆
◯食欲不振に・・・しそ みかんの皮
◯消化不良に・・・大根 ヨーグルト
◯便秘に・・・キウイ バナナ アロエ
◯下痢・軟便に・・・梅干し アジ
◯胃痛に・・・生姜 シナモン 山椒の実
沢田屋薬局ではダイエット含めた食事改善のお手伝いもしております。必要なお薬と必要な生活習慣の改善をしっかりと行い、元気な体を目指しましょう!
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