健康長寿のための食事とは？【山梨 漢方 沢田屋薬局】
無尽と健康の関係とは？
先週より山梨日日新聞に掲載されていた『無尽と健康』の関連についてお届けをしています。
無尽とはただ単に知り合いがあつまり飲食を共にするだけではなく、健康と大きな関係をもつ『人付き合い』が関係してきます。
今回は無尽への参加姿勢が健康に影響することについてお届けします。
前回のコラムでは、楽しみながら無尽に参加している方はそうでない方に比べて要介護になるリスクが12％も低いというデータがあることをお伝えしました。
それではその逆はどうなのでしょうか？
☆いやいや参加は『心とカラダの負担に？？』☆
一方、月10万円など無尽の会費が高額な人ほど、所得水準にかかわらず、要介護になるか、死亡する割合が高い傾向がある問いことです。
会費が高くない人を1とした場合、高い人は1.18で要介護になるリスクが18％も高いという結果が出ているということです。
山縣教授は紙面で『会費の負担が大きいことがストレスになっているのではないか？地域の無尽だからという理由で参加したくはないが、入っている人もいる』と述べていました。
確かに、業種によっては業者の無尽や、仕事関係者との無尽など断りにくい、気を使うような無尽もあるのかもしれませんね（幸いに私にはありませんが・・・）。
また、1回の無尽の参加費が高額になると金銭的な負担がかえってストレスになることもあると思います。
仕事の付き合いでイヤイヤ参加している無尽や、断りきれなくて無理して参加をしているような無尽は参加費が安くてもストレスになってしまっては元も子もないですよね。
☆楽しく無尽に参加することで死亡のリスクも低くなる☆
山縣教授は『今回は、楽しく無尽に参加することで死亡のリスクも低くなることが明らかになった』としています。
山縣教授によると、健康維持には食事や運動、喫煙などの生活習慣だけでなく、人と人のつながりも影響する。高齢者になり活動が少なくなると年齢以上に体力が衰えたり、うつになったりするケースもある述べていらっしゃいました。
僕も日頃より、元気で長生きの秘訣は『食事・運動・心の癒し』とお伝えをしています。
記事の結びで山縣教授は『定期的に気心知れた仲間と集まる無尽は山梨が健康寿命全国トップクラスである要素の1つで、介護予防の有効な手段』と述べていました。
性格や気質により好みはあると思いますが、無尽に行くことで、普段しないおしゃれをしたり、気を張ったりすることも良い刺激になるのではないでしょうか？これからもある意味『健康的』な山梨の風習を残していきたいですね！
とくに定年退職後の男性の方は社会との関わりがうまく持てず、男性更年期やうつ病になる方も増えてきています。
社会との関わりを持つため、友人との定期的な語らいの場を持つためにもこの無尽の風習を生かして行きたいですね。
ただし、無尽での飲み過ぎ、食べ過ぎには十分注意しましょうね！（笑）
食事・運動・心の癒しなど専門的なお薬でのサポートだけでなく、生活習慣改善の応援も積極的に行なっております。健康のことやお薬のことでお困りの方はお気軽にご相談くださいね。
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