9月は『敬老の日』30代から始める!老化を緩やかにするための腎を養う漢方的養生
前回のコラムでは確かにそのとおりですよね。長寿の75%はどんな環境で生活をしているか(食事・運動・心の状態)によって決まる、とお話をしました。
今回はその続きです。
健康長寿を目指すにはどんな食事を取ればいよいのか?
それでは健康長寿を目指すにはどんな食事をすれば良いのでしょう?
その前にお伝えしておきたいことは講演会の中でも白澤先生がおっしゃっていたことは「メタボリックの方は長寿遺伝子のスイッチはONにならない」ということです。
当たり前ですが、それぐらい食事と運動は大切ということです。
「若々しい」というのは体の細胞の老化が決めるそうです。
では何が細胞の老化を決めるかというと「食べているもの」です。白澤先生はガンになる一つの要因はやはり食べ物にあるとおっしゃっていました。
ここで有名な実験のお話をしてくれました。サルを使った実験で栄養素はしっかりと取りながら、普通の食事を与え続けたサルと、カロリーを30%カットした食事を食べ続けたサルの比較をする実験です。
結果はどうなったでしょうか・・・?
順天堂大学のHPではその研究について以下のように出ておりました。
「人間の年齢で70歳。カロリー制限をおこなったサルは、肌や毛並みに色ツヤがあり、白髪やシワも少なく若々しく見えます。また、若返りホルモンDHEASの値も高く、脳が活性化されていることも確認されました。細胞レベルにおいても、活性酸素による損傷が少ないため、動脈硬化になる危険性が小さいといえます。」
このような報告がされています。我々の食事も同じで必要な栄養素はしっかりと確保してカロリーはある程度セーブしていくことが大切だと思います。
間違った食事法で栄養素までカットしてしまうと大変です。逆に栄養失調で病気になってしまいます。
先生はもっとも重要なのは野菜で、大切なのはカロリーがほとんどないものだと述べていました。野菜の中にあるのは「ビタミン・ミネラル・食物繊維」です。これらをしっかりと摂取しておくことが大切なのです。
では、カロリーがある食べ物は・・・「炭水化物・脂質・タンパク質」です。本当のカロリー制限とは何がカロリーがあって、カロリーが無いかをしらないといけないのです。
もちろん炭水化物も脂質もタンパク質も大切な栄養素です。バランスを考えて摂取することがこの「飽食の時代」を生き抜く知恵といえるでしょう。
食べ過ぎを防ぐコツ
~白澤先生の「食べ過ぎを防ぐコツ」~
①よく噛んで食べる(一口30回)
②野菜(海藻)から食べる
③規則正しく(時間帯)食べる
④一人前に分けて食べる(大皿料理は食べ過ぎのもと)
⑤食べ放題(バイキング・ブッフェ)に近づかない
当たり前のことですが、一つづつでも実践したいですね。そして太りにくい生活のコツとしては
☆毎日同じ体重計に乗る(違う体重計だと必ず誤差がでる)
☆体重が増えてたら活動を見返して、増えた体重を48時間以内に戻すと問題が少ない
野菜ならお腹いっぱい食べてもカロリー制限ができる。
野菜をたくさん食べる食生活が良いといことです。やはり古来から伝わる伝統的な食生活が良いということですね。
そして白澤先生は野菜に含まれている食物繊維の話もされていました。食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があることはご存知だと思います。
それぞれの役割は・・
☆水溶性食物繊維・・・例えるならスポンジの役割。いろいろなものを吸着してくれる。腸内で吸収したくないもの、農薬やダイオキシンなども吸着してくれて排出する手助けをしてくれるということです。
☆不溶性食物繊維・・・例えるなら雑巾の役割。腸内の掃除をしてくれて善玉菌を増やしたり、便通の改善をしてくれる。
このようなお話をされていました。そして食物繊維はコレステロールなどが多いものを食べる間に摂取することが大切だともおっしゃっていました。
カロリーの高いものを食べた後に繊維質をとっても宝の持ち腐れで順番を間違えないようにしたほうが良いとのことです。
次回はアンチエイジングに注目されている話題の物をご紹介します(^^)
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