年末年始の食べ過ぎで『脾胃』が弱っていませんか?【山梨 漢方 沢田屋薬局】
今年もついに師走ですね(^O^)
早いもので2012年も残すところあと僅かとなりました。
師走の時期は何かと忙しくお薬のご厄介になる方も多いでしょう。
前回のコラムでは漢方薬が様々な商品名で販売されていることをお伝えしました。
また、一部のメーカーでは漢方薬の効能の一部を大々的に取り上げて、
例えば、まるでどんな原因の『頻尿にも効く』
どんな『内臓脂肪』もとれる
どんな『耳鳴り』もなおる
と消費者が勘違いしてしまうような販売の仕方をしていることが問題であるとお伝えしまいた。
ここで注目したいのが、漢方薬の処方を選ぶときにもっとも重要な『弁証論治』などの体調、体質、気質、などを考慮して漢方薬が選ばれているのか?ということです。
元々の処方の性質を知らなければ効く漢方も効きません。それどころか副作用の可能性も多く出てきます。
かえって『漢方薬は効かない』と評価を落とすことにもつながりかねないと思います。
タイプ的に合う合わないを完全に無視して、漢方薬の一部の効能効果を大々的に取り上げた大げさなネーミングで販売するのはどうかな?と個人的には思います。
何となく消費者を騙そうとしている感じがしてなりません。
前回のコラムでご紹介した葛根湯のドリンクタイプのように、漢方薬だと知らずに購入されるようなことがないように我々販売側も注意をしなければいけませんね。
炎症が起きて、漢方で言うところの『風熱証』のような症状に間違って葛根湯を服用してしまったら・・・
ぜひ、漢方薬に興味のある方は、インターネットや本などでご自分で調べることも大切ですが、漢方を『きちんと』専門的に行っているお医者さんか漢方相談をしている薬局などにきちんと相談して欲しいと思います。
病気を治すため、元気になるために服用するお薬です。再三お伝えしていますが、ぜひ正しい方法で選ぶようにしましょうね。