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薬食同源~5つの味「苦味」~

早川弘太

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テーマ:漢方 薬膳

五臓を養う5つの味についてシリーズでお伝えしております。

それぞれの味にはそれぞれの臓器の働きを良くする働きがあると考えられています。逆に取り過ぎるとその働きが過ぎてしまい、他の臓器を抑えつける働きがあるとも考えられています。

摂り過ぎだけは十分ご注意くださいね。

前回は「酸味」についてお伝えしました。

今回は「苦味」

酸味と同じく、ちょっと意識をしないと普段の食生活の中では食べることが少ない味の一つでも有ります。

人間は生まれつき血液のエネルギーである「鹹味(しおから)」と脳のエネルギーである「甘味」はインプットされていると言われています。

あかちゃんの離乳食でも意識しないと「甘いもの」と「しょっぱい物」だけになりがちです。早めに5つの味を覚えさせる意味でも「酸味」や「苦味」は早いうちに覚えされることが望まれます。小さい時に食べさせないとおとなになっても酸っぱいものや苦いものが食べれないようになってしまい、五臓の働きを損なうおそれがあるからです。

苦味は五臓の「心」を養い、経絡を通じて「舌」「顔色」に反映すると言われます。
「心」は血のポンプで、精神、意識、思惟(考えること)活動すると考えられています。
苦味は固める作用と熱を取る作用があると言われています。

では、苦い食べ物とはどんなものでしょう?

らっきょう コーヒー ぎんなん ニガウリ ごぼう タケノコ ビール ふき などです。

苦味のあるものは本当に意識しないと口に入ることは少ないです。ぜひ毎日の食卓に一品、食べるように心がけたいですね。

次回は「甘味」についてです。

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早川弘太
専門家

早川弘太(販売職)

株式会社 沢田屋薬局

医療機関などでは、忙しくてなかなか話を聞いてもらえなかったご経験ありませんか?まずお客様のお話をゆっくりとお聞きさせていただき、一緒に不調の原因を考えていきます。漢方相談と健康相談を行っています。

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