コラム
傷跡やニキビ跡の治療にはなぜ時間がかかるのか
2024年5月26日
それは創傷治癒という身体が持つ働きを応用した治療だからです。
レーザーであろうがダーマペンであろうがそれ以外であろうが、この基本はみな同じです。
創傷治癒とは傷のダメージから回復するシステムのことをいいます。
ダメージが小さいと傷は早く治ります。早く治るので跡も残りません。反対にダメージが大きいと跡を残します。
傷跡やニキビ跡が残ったということはそれだけダメージが大きかったからです。
治療では創傷治癒というシステムを引き出すためにわざとダメージをまた与えるのです。
しかしそれはすぐに回復する程度のものでなくてはいけません。つまり「軽微なダメージ」であることが重要なのです。理由は先に書いた通りです。
1回あたりが軽微だから回数で稼ぐのです。しかも与えられたダメージから完全に回復してから次のダメージを与えないといけません。治療間隔が短過ぎるとダメージが蓄積してしまい大きくなるからです。
「時間がかかってしまう」のではなく「時間をわざとかけている」わけでもありません。
「時間をかけなければならない」のです。
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