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関博文

不動産の幅広いニーズに応える不動産総合管理業者

関博文(せきはくぶん) / 不動産コンサルタント

有限会社創発コーポレーション

コラム

設計図を読む ①

2011年11月7日 公開 / 2011年11月21日更新

コラムカテゴリ:住宅・建物

みなさん、こんにちは。

本日から「設計図を読む」シリーズの本題に入っていきます。


 設計図は、建築(意匠・構造)、設備(電気・機械)、外構、その他(昇降機)、で構成され
ています。
 では、意匠からご案内しましょう。主な図面は以下の通りです。

 ・工事概要書
   工事に係わる基本事項と敷地及び建物について、建築基準法、消防法など関連法規に基づき
  計画されている内容が概要として記載されています。

 ・特記仕様書
   設計者の意図を指し示すもので、先ず各図面に表現されていない事項、基本的な材料利用法
  施行方法を明記している採用図書(共通仕様書)の指示、次に一般事項として、各打ち合わせ
  ・清算・試験・記録・提出物などの方法、工法・材料の種別・品質の指定、施工で採用できる
  メーカーのリストなど細かく記載されています。

 ・仕上表
   外部仕上げと内部仕上げで構成されています。外部仕上げには、主なものでは屋根・外壁・
  外廊下・外階段の下地と仕上げ材料名・工法、付属金物名が示されています。内部仕上げに
  は、各階ごとに、各室ごとに床・壁・天井の下地と仕上げ、棚などの付属物品名、及び天井
  高さが示されています。

 ・配置図
   方位、敷地の形状・寸法、建物・付属物の位置関係、接続道路の表示、インフラの出入口、
  撤去物(既存建物・埋設物など)の位置などと高低関係が記載されています。

 ・求積図
   敷地及び各階ごとの床面積が求積方法と計算式で記載されています。

 ・平面図
   各階の平面レイアウトが1/100または1/200の縮尺で表現されており、その中に
  室名と柱・壁・窓・ドアの位置、主な家具などの位置を示し、全体の各図面で共用する縦・
  横の基本寸法線とそこからの、各部位への寸法が記載されています。

 本日はここまでとさせていただき、次回は立面図からとなります。

 ※設計図は設計図書の一部になるものです。設計図書には、設計図の他、各契約書(内訳書を
  含む)・地質調査報告書・構造計算書・設備類計算書・パース・関係官公署手続き書類(確
  認申請書及び許可書等)及び、図示されている提出すべき工事関係図書類などがあります。
  それぞれ図面と同様に重要なものですので大事に保管しましょう。



  株式会社東拓企画
  http://www.totakukikaku.jp

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