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コラム

お母さんのための子育て学 7 「おんぶ対前だっこ」

2019年8月10日 公開 / 2020年11月26日更新

テーマ:お母さんのための子育て学

コラムカテゴリ:医療・病院

コラムキーワード: 子育て悩み相談東洋医学鍼灸治療

 清野鍼灸整骨院HP  http://seino-1987.jp/html/

 こんにちは、京王線新宿駅から特急2駅目約15分の調布駅東口北側目前にある清野鍼灸整骨院の院長清野充典です。当院は、京王線調布駅前で、鍼灸治療、柔道整復治療、瘀血治療、ヨーガ治療等の東洋医学に基づいた医療を、最新の医学と最先端の医術を基に、診療を行っています。

 今日は、『お母さんのための子育て学』についての話です。テーマは、「おんぶ対前だっこ」です。

 赤ん坊の育て方は時代とともに移り変わってきましたが、おっぱいをのませている姿をめっきり見なくなりました。お母さんである前にまず「女」なのだろうと思います。おんぶ紐に関してもずいぶんいろんな物があります。少子化をにらみ多少高価でもファッション性を重視した製品が多くなった気がします。最近気になるのは前だっこです。いつも顏が見えるからいいということでしょう。背負っている姿は苦労しているようにも見えますから、これもファッション性を重視したものだろうと思っています。

 しかしこのことは赤ん坊の脳の発育を妨げる一面があると考えています。おんぶされているとお母さんの背中越しや横を見たりしていろんな景色が目に飛び込んできます。眼に映る変化が脳細胞を刺激します。ところが前だっこだと赤ん坊はいつもお母さんの顏を見ている事になります。お母さんの表情以外変化はありません。それどころかお母さんの機嫌のよしあし、声の調子や表情に左右された子供に育つことが考えられます。赤ん坊の教育を考え、常に適切な完璧な態度をとり続けることが出来たら、それはそれですごいことですが。

 別な面で考えてみると、体温を維持するためにはお腹と背中を合わせることが理想的です。おんぶしているときは赤ちゃんは動いていません。生命力だけで体温を維持しています。お母さんの背中と赤ちゃんのお腹が合わさる事により、赤ん坊の内臓の働きを和らげる事が出来ます。前だっこはお腹とお腹が合わさっています。もともとお腹は冷えやすいですから、大人になると冷たい人が多く、しかも子育て中のお母さんは疲れていますからお腹が冷えている人は多いと考えます。前抱っこしていて赤ちゃんが暖かく感じないとしたら、母親が赤ん坊の熱を奪っているといえます。前だっこは赤ちゃんの身体面における成長を妨げる結果に繋がりやすいと思っています。

 個人的に、前だっこはこころとからだの両方の面において子供の成長を妨げる側面がある、と考えています。

 おんぶと前だっこは、上手に時として使い分けて戴きたい、と言うのが個人的な意見です。

 詳しくは、清野鍼灸整骨院HP「東洋医学の辞書サイト」 http://seino-1987.jp/html/
内にある「くらしと養生」 や「小児ばり」のコーナーをご参照いただきたく思います。

令和元年(2019年)8月10日(土)
  東京・調布 清野鍼灸整骨院
   院長 清野充典 記

この記事を書いたプロ

清野充典

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