コラム
◇清野医療システムカレッジ構想 第9報 ◇ 清野鍼灸治療システムコース初級者クラス(全3回)の講義項目を紹介します
2024年5月6日
◇清野医療システムカレッジ構想 第9報 ◇ 清野鍼灸治療システムコース初級者クラス(全3回)の講義項目を紹介します
清野鍼灸治療システムコース全クラス(初心者・初級者・中級者・上級者)の講義項目を紹介します。このコースは、臨床経験年数に関係なく、すべての受講生に初心者クラスから受講して戴きます。
清野鍼灸治療システムコース初級者クラスの講義項目を紹介します。初級者クラスは、初心者クラスを終了した人が受講可能です。このクラスは、鍼灸学部や専門学校の学生、臨床経験4~8年目の先生が対象です。臨床家にとって、不安と自信が出る頃です。学校で習ったことを一通り試し、職場での治療法も学び、いろいろな講習会に出歩いて知識の吸収に努めている時期ではないでしょうか。治療の幅を広げるために、治せる方法は何でもやってみる姿勢が大事です。
臨床経験4~8年目の臨床家にとって、知識の交通整理が出来る内容になっています。初級者クラスで紹介する未病体に対する治療法を体得すると、毎日の診療が楽しくなると思います。様々な症状を持つ患者さんに対応出来るようになると、徐々に症状が重い患者さんに挑戦したくなります。臨床経験がない学生さんでも、鍼灸治療はいろいろな症状に対応が可能な治療だという認識が持てます。臨床経験が長い先生には、自分が経験して来た知識の整理になると思います。
●初級者クラス(全3回)
清野鍼灸治療システムを実践するための理論と技術の基礎を学習します。初級者クラスでは、臨床の場で必要なスキルを習得して戴きます。未病体に対する治療法を紹介します。清野医療システム初心者クラスを修了した人が対象です。鍼灸学部や専門学校の学生、臨床経験4~8年目の先生に必須のカリキュラムです。◇初級者クラスは 大学2年生課程のイメージです◇
第1回
(1)清野鍼灸システム誕生秘話
1)鍼灸治療の立ち位置
①日本の現状
②中国の現状
③韓国の現状
④台湾の現状
⑤ベトナムの現状
⑥モンゴルの現状
⑦アメリカの現状
⑧ヨーロッパの現状
⑨その他の国々の現状
2)鍼灸治療に体系化された学問はない
①中国留学経験の話
②アメリカの鍼灸学校での話
③鍼灸治療学の研究開始
④逆転の発想
ⅰ)結果から考える
ⅱ)道具から考える
⑤偶然に思い付いた治療システム
(2)治療を開始するときの基本点
1)問診するときのポイント
①主訴を1つに絞る
②病歴を明確にする
2)診察するときのポイント
①外傷の有無を確認する
②内科疾患の有無を確認する
③外科手術の有無を確認する
④服薬の有無を確認する
3)治療を開始するときのポイント(危険性の回避)
①脈の状態を確認する
ⅰ)不正脈
②熱を確認する
ⅰ)内熱(ほてり)
ⅱ)微熱
ⅲ)高熱
③自発痛の有無を確認する
4)治療法を選択するときのポイント(危険性の回避)
①睡眠時間を確認する
②食欲を確認する
③飲酒を確認する
④薬物の服用を確認する
(3)病体の分類
1)病気とは
2)未病体とは
3)こころの病気とは
4)からだの病気
5)人体の病態分析
6)病態の名称をABCDEFにした理由
第2回
(1)健康体(H)に対する考え方
1)全身症状の病態に対する治療法
①澤田流太極療法について
②平田式熱鍼療法について
③芹沢式全身調整法について
(2)健康体(H)に対する治療法
1)清野鍼灸治療システムで健康体を調整する方法
①健康体(H)に対する治療法
(3)未病体(DF)に対する考え方
1)全身症状の病態に対する考え方
①こころの疲労を感じている病態
②からだの疲労を感じている病態
2)局所症状の病態に対する考え方
①急性期(72時間以内)の局所に対する処置(手当論)
②亜急性期(4日~7日)の局所では対処出来ない処置(整体論)
(4)未病体(DF)に対する治療法
1)鍼灸治療を行う際に必要な用語
①用針(新設語)(ようしん)
②用艾(新設語)(ようがい)
2)清野鍼灸治療システムで全身症状の病態を調整する方法
①未病体(DF)に対する治療法
ⅰ)DFとABCとの見分け方
ⅱ)身体に疲れを感じている人で精神面が疲労の主な原因と判断した時
a.疲労を体幹部のみに感じている人(DF-M 前期)
b.疲労を体幹部や四肢や頭部まで感じている人(DF-M 後期)
ⅲ)身体に疲れを感じている人で精神面が疲労の主な原因と判断した時
a.疲労を体幹部のみに感じている人(DF-M 前期)
b.疲労を体幹部や四肢や頭部まで感じている人(DF-B 後期)
3)清野鍼灸治療システムで局所症状の病態を調整する方法 Ⅰ
①四肢の痛みや熱感等に対する治療法
ⅰ)DFとDEFとの見分け
ⅱ)五兪穴(井・栄・兪・経・合穴)を臨床に活用する方法
ⅲ)受傷後6時間未満の病態を治療する考え方
ⅳ)受傷後6時間~72時間以内の病態を治療する考え方
ⅴ)受傷後4日~7日以内の病態を治療する考え方
ⅵ)受傷後8日~14日以内の病態を治療する考え方
ⅶ)受傷後15日~3か月以内の病態を治療する考え方
ⅷ)受傷後3か月を超える病態を治療する考え方
②五兪穴(井・栄・兪・経・合穴)を臨床に活用する具体的方法
第3回
(1)未病体(DF)に対する治療法 Ⅱ
1)鍼灸治療を行う際に必要な用語
①艾炷の種類(新設)
ⅰ)艾粒(新設語)
ⅱ)艾綿(新設語)
ⅲ)艾豆(新設語)
②灸治療の術式分類法(新設)
ⅰ)打膿灸
ⅱ)焼灼灸(新解釈)
ⅲ)透熱灸(新解釈)
ⅳ)感熱灸(新設語)
a.知熱灸(新解釈)
b.温熱灸(新設語)
c.隔物灸(新解釈)
ⅴ)暖熱灸(新設語)
a.針頭灸(新設語)
b.遠隔灸(新設語)
c.棒状灸(新設語)
d.温暖灸(新設語)
ⅵ)機械を利用した温熱療法
ⅶ)その他の温熱療法
2)東洋医学に基づいた主な医療
①こころの働きに有効な医療
ⅰ)西洋医療
ⅱ)東洋医療
②からだの働きに有効な医療
ⅰ)西洋医療
ⅱ)東洋医療
③体液の働きに有効な医療
ⅰ)西洋医療
ⅱ)東洋医療
3)清野鍼灸治療システムで局所症状の病態を調整する方法 Ⅱ
① 頭部・頚部に主な症状がある病態を調整する方法
ⅰ)身体に疲れを感じている人で精神面が疲労の主な原因と判断した時(DF-M)
a.疲労を頭部・頚部や体幹部に感じている人(DF-M 前期)
b.疲労を頭部・頚部や体幹部・四肢に感じている人(DF-M 後期)
ⅱ)身体に精神面における疲労を感じている人でかつ肉体面での疲労を感じていると判断した時(DF-B)
a.疲労を頭部・頚部や体幹部に感じている人(DF-B 前期)
b.疲労を頭部・頚部や体幹部・四肢に感じている人(DF-B 後期)
② 肩部に主な症状がある病態を調整する方法
ⅰ)身体に疲れを感じている人で精神面が疲労の主な原因と判断した時(DF-M)
a.疲労を肩部や体幹部に感じている人(DF-M 前期)
b.疲労を肩部や体幹部・四肢に感じている人(DF-M 後期)
ⅱ)身体に精神面における疲労を感じている人でかつ肉体面での疲労を感じていると判断した時(DF-B)
a.疲労を肩部や体幹部に感じている人(DF-B 前期)
b.疲労を肩部や体幹部・四肢に感じている人(DF-B 後期)
③ 肘部に主な症状がある病態を調整する方法
ⅰ)身体に疲れを感じている人で精神面が疲労の主な原因と判断した時(DF-M)
a.疲労を頭部・頚部や体幹部に感じている人(DF-M 前期)
b.疲労を頭部・頚部や体幹部・四肢に感じている人(DF-M 後期)
ⅱ)身体に精神面における疲労を感じている人でかつ肉体面での疲労を感じていると判断した時(DF-B)
a.疲労を肘部や上腕・前腕部に感じている人(DF-B 前期)
b.疲労を肘部や上腕・前腕部に感じている人(DF-B 後期)
④手部に主な症状がある病態を調整する方法
ⅰ)身体に疲れを感じている人で精神面が疲労の主な原因と判断した時(DF-M)
a.疲労を手部に感じている人(DF-M 前期)
b.疲労を手部や前腕部に感じている人(DF-M 後期)
ⅱ)身体に精神面における疲労を感じている人でかつ肉体面での疲労を感じていると判断した時(DF-B)
a.疲労を手部に感じている人(DF-B 前期)
b.疲労を手部や前腕部に感じている人(DF-B 後期)
⑤腰部に主な症状がある病態を調整する方法
ⅰ)身体に疲れを感じている人で精神面が疲労の主な原因と判断した時(DF-M)
a.疲労を腰部に感じている人(DF-M 前期)
b.疲労を腰部や背部に感じている人(DF-M 後期)
ⅱ)身体に精神面における疲労を感じている人でかつ肉体面での疲労を感じていると判断した時(DF-B)
a.疲労を腰部に感じている人(DF-B 前期)
b.疲労を腰部や背部に感じている人(DF-B 後期)
⑥仙骨部や臀部に主な症状がある病態を調整する方法
ⅰ)身体に疲れを感じている人で精神面が疲労の主な原因と判断した時(DF-M)
a.疲労を仙骨部や臀部に感じている人(DF-M 前期)
b.疲労を仙骨部・臀部や背部に感じている人(DF-M 後期)
ⅱ)身体に精神面における疲労を感じている人でかつ肉体面での疲労を感じていると判断した時(DF-B)
a.疲労を仙骨部や臀部に感じている人(DF-B 前期)
b.疲労を仙骨部・臀部背部に感じている人(DF-B 後期)
⑦膝部や下腿部に主な症状がある病態を調整する方法
ⅰ)身体に疲れを感じている人で精神面が疲労の主な原因と判断した時(DF-M)
a.疲労を膝部や下腿部に感じている人(DF-M 前期)
b.疲労を膝部・下腿部や腰背部に感じている人(DF-M 後期)
ⅱ)身体に精神面における疲労を感じている人でかつ肉体面での疲労を感じていると判断した時(DF-B)
a.疲労を膝部や下腿部に感じている人(DF-B 前期)
b.疲労を膝部・下腿部や腰背部に感じている人(DF-B 後期)
⑧膝部や下腿部に主な症状がある病態を調整する方法
ⅰ)身体に疲れを感じている人で精神面が疲労の主な原因と判断した時(DF-M)
a.疲労を足部に感じている人(DF-M 前期)
b.疲労を足部や下腿部に感じている人(DF-M 後期)
ⅱ)身体に精神面における疲労を感じている人でかつ肉体面での疲労を感じていると判断した時(DF-B)
a.疲労を足部に感じている人(DF-B 前期)
b.疲労を足部や下腿部に感じている人(DF-B 後期)
◇清野医療システムカレッジ構想 第6報 ◇ 清野鍼灸治療システムコースのシラバスを作成しました 初心者クラス(全1回)開催は2025年度以降に変更します https://mbp-japan.com/tokyo/seino-1987/column/5160069/
◇清野医療システムカレッジ構想 第7報 ◇ 清野鍼灸治療システムコースの臨床者クラス(全4回)指導者クラス(全3回)の講義項目を紹介します https://mbp-japan.com/tokyo/seino-1987/column/5160175/
◇清野医療システムカレッジ構想 第8報 ◇ 清野鍼灸治療システムコース初心者クラス(全1回)の講義項目を紹介します https://mbp-japan.com/tokyo/seino-1987/column/5160692/
令和6年(2024年)5月6日(月)
東京・調布 清野鍼灸整骨院
院長 清野充典 記
清野鍼灸整骨院は1946年(昭和21年)創業78年目
※清野鍼灸整骨院の前身である「清野治療所」は瘀血吸圧治療法を主体とした治療院として1946年(昭和21年)に開業しました。清野鍼灸整骨院は、「瘀血吸圧治療法」を専門に治療できる全国で数少ない医療機関です
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