体内から天然精神安定剤を出すには？

2021年5月1日公開 / 2022年5月27日更新

テーマ：経営者の悩みと心のケア

コラムカテゴリ：メンタル・カウンセリング

コラムキーワード：メンタルヘルス　対策

こんにちは。

経営者・個人事業主の売り上げに
直結する経営マインドを確立し、
エコ経営による拡大を支える

公認心理師
薬剤師

紀凛（ノリリン）こと
小本紀子です。（旧姓山田）

はじめましての方への
自己紹介webページはこちらです。

いつもは、経営者の立場で
マインドに関する記事を書いているので、
たまには薬剤師の立ち位置で、
日々の生活習慣にぜひ取り入れて頂けたらと
思うことを書きますね。

まずは質問です。
　（〇✕で答えてください）

・太陽を浴びていますか？
・ウォーキングしていますか？
・よく噛んでいますか？
・睡眠を取れていますか？
・お風呂は湯船に入っていますか？
・大豆製品・バナナ・乳製品を
　　摂っていますか？
・スマホやパソコンは、
　　夜控えていますか？

毎日だいたいできているという方は、
セロトニン活性が高く、
うつ状態にはなりにくいので、
その生活スタイルを続けてください。

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セロトニンとは
脳内で働く神経伝達物質の1つで、
心と体を安定させ、幸せを感じ
やすくする働きなどがあります。
ーーーーーーーーーーーーーーーー

しかしコロナ禍が長期化した今、
できている方のほうが、
少ないのではないでしょうか？

これらとは逆の生活、

例えば、昼夜逆転（太陽を浴びない）
移動はタクシーや車
偏った食生活
運動しない
お風呂はシャワーのみ
スマホやパソコン依存
コロナ禍での自粛生活

などを続けていると、セロトニンが
正常に分泌されなくなっていきます。

それにより、気づかないうちに
睡眠障害が起こり、心のバランスが崩れ、
不安やパニックや強迫観念などが
現れてキレやすくもなるのです。

よってセロトニンは、
心のバランスを整え、ネガティブな
気分を解消するのに、
なくてはならない物質であり、

「体内で作られる副作用のない天然精神安定剤」
なのです！

この理論を利用して作られたのが、
うつやパニック障害治療の
第一選択薬である、

・選択的セロトニン再取り込み阻害薬
　　　　　　　　　　　（SSRI）
・選択的セロトニンノルアドレナリン
　　　再取り込み阻害薬（SNRI）
・ノルアドレナリン作動性・特異的
　　　セロトニン作動性薬（NaSSA）

という抗うつ薬です。

その名の通り、セロトニン濃度を
高く保つ薬効であるため、
うつ症状は一旦消えますが、
セロトニンを投入し続けないと、
つまり薬を飲み続けないと、すぐに
また症状が出てきてしまいます。

つまり、これら体外から入れる薬は、
うつ症状を、一時的に緩和する役目。

うつ症状を根本からなくすには、
自分と完全に仲直りする心理療法と、
セロトニン活性を高める生活習慣を
取り入れる以外にはありません。

ということで、
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ではまた。