コラム
日本舞踊のいろは 〜恵比寿 おかめ ひょっとこ〜 扇子
2020年12月23日 公開 / 2022年9月17日更新
三ツ面子守は、お面をつけて踊ります。(このお面の小さな方は娘の手作りです!)
日本舞踊では、ほとんど言葉はなく振り付けや扇子の動きで表現することが多いですが、この曲はお面をつけることで見ている方にはわかりやすいと思います。
「花が散る」というひとつのことが、
春に桜が花吹雪のように散るのか、
秋に寂しく散るのか。
「波」というひとつのことが、
日本海の大海原なのか、
船頭さんが水路を渡っているのか、
ゆらゆらと漂っているのか。
日本舞踊は、ほとんどの場合言葉はなく、体や扇子で表現し、観る方が想像します。
踊り込んでいくと、いつの間にか曲の中に入っていくような感覚があり、
この創造の世界が日本舞踊の魅力のひとつと思います。
想像や創造は、沢山の経験の中で生まれますので、
季節ごとの花の彩りや散る様、空の動き、風の音、に耳を傾けたいです。
今日は寒いけれど、おひさまがぽかぽかしています。
猫がまあるくひなたぼっこをしています。
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