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加賀山貴文

IoTを活用して家族の安心をかなえる見守りアドバイザー

加賀山貴文(かがやまたかふみ) / 見守りサービスアドバイザー

iCAコンサルティング株式会社

コラム

高齢者の熱中症予防に見守りサービスで対策が可能

2023年7月12日

コラムカテゴリ:くらし

7月になってから暑い日が続いており、30度を超える日も増えてきております。
今年も猛暑、急な大雨などまだまだ増えていきそうですね。
この猛暑日が連日して続いていることで緊急搬送される件数も増えてきております。
単身の親や高齢者の熱中症の対策なども必要になってきますね。

昨年の熱中症での搬送者数

東京消防庁の発表内容ですと昨年、令和4年6月から9月の4ヶ月間の熱中症(疑いも含む)により搬送されている方は、6,000人を超えています。
令和3年と比べても2,500人以上増えているとのこと。
全体のうち、54%程の3,230人程が高齢者(65歳以上)の方が熱中症で搬送されているとのことです。そのうち75歳以上が2,400人程(74%)とのことです。

熱中症発生場所について

救急用政治の発生場所は、住宅等居住場所が2,500人近くおり、全体の41%を占めており、次いで、道路・交通施設等が1,800人近くの30%を占めているとのこと。
高齢者の方は、こちらのどちらかでの発生で全体の85%以上を占めているということが発表されております。
道を歩いている際の熱中症に関しては、通りすがりの方などに発見してもらえるケースはありますが、自宅で単身だと対策をしていないと亡くなってしまうケースもあります。

熱中症での死亡者数

調べていたところ2021年のデータまでしか確認取れませんでしたが、その年の亡くなった方は755人程。
そのうち65歳以上の高齢者の方は640人。全体の85%が高齢者の方となっています。
より高齢者の方に対して自宅内での熱中症予防が必要かというのがわかります。
*2022年公開のYahooニュースの記事より抜粋

熱中症対策

エアコンを入れたり、水分をこまめに補給することが必要となります。
ただし、テレビなどのインタビューを聞いている中で、暑さに対して感じていない方も非常に多く、室温が30度を超えていてもエアコンなどを使用しない高齢者の方が増えています。
室温を見ながら調整をするという方が少ないのも事実です。
そのために、周りの方などが、状況を把握をしエアコンを入れることや水分を補給することを促していく必要があります。

見守りサービスで対策が可能

毎日、親や近隣高齢者の方の家に行ったり、状況を電話をしたりということはしない方がほとんどだと思います。
その中で、弊社でも取り扱っているセンサーであれば、室温などの検知も1時間おきに確認が可能となっています。
また、ご家族さま向けのアプリに30度を超えている場合は、緊急アラートを出して状況を確認をし、連絡をして頂くようにすることも可能です。

まとめ

ご家族さまが近くに住んでいる、日々、誰かが来て見てもらえる環境であれば、安否を知らせるセンサーだけの見守りでも大丈夫ではありますが、熱中症対策など各種必要となってくるのであれば、見守りサービスでも、安否確認をただ行うだけではなく、状況に合わせて、室内の状況も把握をしながら対応が出来るサービスが今後高齢者の方には必要となっていきます。
離れて暮らすからこそ心配なことがあってもすぐに駆けつけることは出来ません。
命を守れるサービスではありませんが、見守りを導入をして少しでも安心して暮らせる環境の構築が必要となってきます。

お知らせ

弊社の見守り代行サービス「mamocare」では、熱中症対策として
単身の身寄りがいない方向けにそちらも代行をし、30度を超えていて室内で動きがある場合にのみ、居住者の方へ連絡をするというサービスも近日リリースいたします。
ご興味のある方は、ご連絡いただければご説明いたします。

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