大切な家族の見守りにIoTを取り入れ、暮らしに安心をプラス（1/3）

見守りサービスの相談窓口として、ニーズや住環境に合わせて商品を提案

　「離れて暮らす高齢の親が気がかり」「登下校時に子ども一人では不安」など、大切な家族の身を案じているものの、どんな手だてを取るべきか迷いますよね。

　「保険のアドバイザーさんのように、各社の商品を比較して、ご家族に合った見守りサービスを選ぶお手伝いをします」と話すのは、「iCAコンサルティング」代表取締役の加賀山貴文さん。見守りサービスの相談窓口として、複数社のIoT機器を扱っています。

　IoTとは、モノのインターネットの意で、スマホで操作できる家電などが代表的です。利用者の状況を通知するセンサーや、今いる場所を把握できるGPS端末、玄関ドアを自動で施錠・解錠できるスマートロックなど、商品は30点以上。WEBサイト「マモバイザー」でも情報を発信しています。

　「近年は一人暮らしの高齢者が増えており、ご自身で対策を講じたいという方も少なくありません。一方で、IoT機器はネット販売のみのことも多く、実物を見ないまま購入し、取り付ける段階で自宅に合わないと分かることも。当方を通じて、適したものを選んでほしいですね」

　加賀山さんのもとでは、まず気になることをヒアリングし、自宅に訪問します。
　「戸建てか集合住宅か、鍵の形状、インターネット回線の有無など、住環境を把握した上でご要望に応じたプランをピックアップ。実際の機器を見ながら比べていただき、手続きから設置まで、一貫してサポートします」

　首都圏はもちろん、「地方に住む両親の安否を確認したい」といったニーズもあり、オンラインで全国から寄せられる声に応えています。

＜次ページへ続く＞

【次ページ】子どもやペットなど、さまざまな困りごと解決にIoTの力を役立てる

次のページへ