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青沼理

戸建住宅から大型ビルまでの設計技術を持つ建築士

青沼理(あおぬまおさむ) / 一級建築士

青沼建築工房有限会社 一級建築士事務所

コラム

地震に負けない家をつくる!01

2013年1月7日 公開 / 2013年1月27日更新

テーマ:地震に負けない家を造る秘訣!

コラムカテゴリ:住宅・建物

01 敷地の状態を知ろう。

俗に言う「地盤調査」です。

簡単に言うと
地面に家を支えるだけの強さがあるかを調べます。

以前はやったり、やらなかったりですけど
今は必ず「地盤調査」します。



住宅で使われる「地盤調査」の主な方法は以下の3つ。

□スウェーデン式サウンディング試験(SWS試験)
□表面波探査法
□標準貫入試験(ボーリング調査)

メリット・デメリットは別の機会に・・・(^^ゞ
ということで
調査方法は設計者と相談して採用していただくとして、
その調査報告書を基に対策を検討します。



まずは「地耐力」
地面がどのくらいの重さに耐えられるか!
家族もろとも住宅ローンを含め
支えるだけの強さがあるのか?(笑)

また、
東北大震災以降良く耳にするでしょう、砂質地盤の「液状化現象」

建物の重さで土中の水分が抜けて生じる地盤が沈下する「圧密沈下」
などの心配が無いかどうか

液状化現象については
各行政で液状化マップなど作成しているところもあるので
それらを参考にしながら設計者と対策を練ります。



「地耐力」は一般の住宅ですと
1平方メートルあたり
30kN(≒3t)以上あれば布基礎でOK
20~30kNあればベタ基礎でOK
という目安です。
(しかし理由は色々ありますが、
最近は布基礎はあまり採用されず30kN以上でも圧倒的ベタ基礎です。)

で、問題は地耐力20kN/㎡以下の場合!
地盤改良などの対策が必要になるってことですね。


地盤改良工事も少なからず費用がかかります
敷地が軟弱地盤の場合、この地盤改良工事の費用も含んだ金額を
土地代と考えるべきだと思います。

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