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コラム

無呼吸のご本人の症状とベッドパートナーとの観察症状

2022年9月20日 公開 / 2022年9月21日更新

テーマ:睡眠時無呼吸症候群

コラムカテゴリ:医療・病院

皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。



先週睡眠時無呼吸症候群のの一般的な症状を述べましたが、
実際は患者さんとご家族特にベッドパートナーとでは感じる症状が違うようです。

患者さんの自覚症状

 ◦ 寝つきは良いが、よく寝た感がない(睡眠の充実感が感じない)
 ◦ 夜中などによく目が覚め、息苦しくなって目が覚めることが多い
 ◦ 朝起床時に爽快感はなく、眠気・だるさ・頭痛がある
 ◦ 昼間は眠気やだるさがあり、集中力や持続力の低下がある

ベットパートナーの観察症状

 ◦ イビキが止まり(呼吸停止)、しばらくして大きなイビキをかいたり、
     息苦しくあえぐような呼吸を行う
 ◦ 息が止まっている間も体は呼吸努力をしている
 ◦ 呼吸が戻る時大きく体を動かし、寝がえりなどをすることが多い
 ◦ 患者自身はこのような症状を覚えていない

                  参考書籍  スリープスプリント療法 中川健三 

このような侮れない症状を見ると、睡眠中とはいえ無呼吸の状態がご本人が全く気付いていないことに驚きます。

軽度のイビキ症状(呼吸停止なし)から睡眠時の呼吸停止状態に移行するまで、肥満など長い時間をかけて進んでいることが多く、この睡眠状態に患者さん自身が慣れていることも気付かない原因の一つと思われます。

一方患者さんは「原因は何かわからないが、体の不調が続き、何か悪い大きなものに覆われとぃるようだ」
と話された患者さんもいます。

「仕事も眠気のため捗らず、一日中体がしんどく、最近夜もよく目が覚め、体が休まらない」と当院の患者さんも自覚症状を話されていました。

是非このコラムをご覧になって思い当たる症状がある方は、内科、耳鼻科、などで無呼吸検査を受けて、早く治療を開始して下さい。

この記事を書いたプロ

津谷良

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津谷良(津谷歯科医院)

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