入れ歯の取り扱いのご質問をいただきました

2023年5月23日

テーマ：入れ歯のクリーニング

コラムカテゴリ：医療・病院

皆さん、こんにちは！いかがお過ごしですか？
津谷歯科医院　院長の津谷　良です。

入れ歯の取り扱いに悩まれている患者さんからの質問です。

①　入れ歯を洗うのは夜一回だけですが、それで良いのですか？
②　口の中の歯磨きはいつすればよいですか？
③　夜寝る時に入れ歯を外していますが構いませんか？　日中は口の中に入れたままです。
④　夜入れ歯を入れ歯洗浄剤につけていますが、なかなかきれいになりません。
　　どうしたらきれいになりますか？

入れ歯を初めて使用される時はわからないことが多いので、不安になることが多いと思います。

しかし入れ歯を入れてしっかりと食べられるようになると、気持ちも前向きになり、
友人との会食や旅行と人生の行動範囲も広がり、楽しい時間が過ごせるようにと、
入れ歯を作る立場の歯科医院としては何時も願っております。

さてご質問についてですが、入れ歯や口の中の歯の清掃は、できれば食事やおやつの度にして頂ければと思います。特に回数については制限はありませんし、いつもサッパリとした口でお過ごし下さい。

一日中入れ歯を入れたままですと、いつも歯ぐきが加圧されたままになり、調子が悪くなります。
丁度一日中足にソックスを履いたような状態で、きつくて脱ぎたくなるような感じです。

入れ歯の圧力から歯ぐきを解放してあげましょう。
ちょうど就寝時が良いと思いますが、いつとは限りません。

朝入れ歯を入れると窮屈な感じがすると思いますが、それが歯ぐきが戻った状態で、
すぐに慣れてきますので問題ありません。

入れ歯の汚れについては取り扱いは汚れの量について変わります。
たくさん汚れが重なって付着すると、洗浄剤だけでは到底除去できません。
歯科医院でも削る場合もあります。

当医院では入れ歯をいつもきれいに使用したいという患者さんの希望にこたえて、
定期的に「入れ歯のクリーニング」をお勧めしています。
専用の研磨器と消毒殺菌器できれいな状態が維持できます。

入れ歯は毎日使用するものですので、食品の着色や茶渋の付着が避けられません。
それには食後の食器洗剤による入れ歯のブラッシングが必要です。
マメな洗浄をお勧めします。

入れ歯の問題は壊れたり変形しなければ変化は.ありませんが、
多くの問題は残った歯や歯ぐきの変化（腫れや吸収）によることが多いようです。
そのためには定期的に歯科医院で入れ歯の調整などを受けることをお勧めします。
安定した状態を保つためにも、「入れ歯のクリーニング」は欠かせません。
入れ歯についてのご相談は当医院までお電話にてご予約下さい。