スリープスプリントが向いていない方とは？

2018年11月20日

テーマ：睡眠時無呼吸症候群

コラムカテゴリ：医療・病院

皆さん、こんにちは！いかがお過ごしですか？
津谷歯科医院　院長の津谷　良です。

多くの方にご利用いただいていますスリープスプリント。
睡眠時無呼吸症候群の治療に用いるマウスピースです。

気道の閉塞を下顎を前方に出す事によって、空気の通り道を確保して、
無呼吸やイビキを改善させます。
手術や薬も用いないで、口にくわえて寝るだけでイビキも大きく治ります。
平成16年より保険診療診療に取り入れられて、使用される方も多くなりました。

しかしこのスリープスプリントが向いていない方がいらっしゃいます。

それは、
　1）　歯が少ない方　（上下で20本未満）、　歯周病で歯のぐらつきが多い方　

　2）　顎関節に問題のある方（顎を前に出すため、痛みが出る場合も）

　3）　鼻づまりのひどい方や鼻呼吸がしにくい方

　4）　寝つきが悪く、神経質な方（口の中にマウスピースを入れることに慣れにくい方）
以上の方です。

しかし当医院では80％以上の方が改善しており、治療方法としては大変有効なものと思います。
睡眠障害を起こす病気は多くありますが、
車の事故などの原因として大きく取り上げられる様になった睡眠時無呼吸症候群。

日中の眠気、大きなイビキ、早朝の頭痛や疲労感、など症状として辛いものばかりです。
また脳卒中、不整脈、高血圧、心筋梗塞など死を招く病気にかかり易いのも特徴です。
気になる方は早期に治療される事をお勧めします。
お困りの方は当医院までお電話にて、ご相談ください。