『お墓の文字』を彫り直す場合の方法について

2015年9月4日公開 / 2015年10月15日更新

テーマ：お墓について

コラムカテゴリ：冠婚葬祭

コラムキーワード：お墓

コラムをご覧いただきましてありがとうございます。感謝です。

台風が過ぎ少し気温も下がった感じが致しますが、朝夕は結構気温差があります。体調には十分お気を付けください。

さて、今回はお墓に一度彫ってしまった文字を消せるか？あるいは直せるのか？について書きたいと思います。結論から申しますと消すことは出来ます。但しあまりきれいには消せません。

今までに経験させていただいたことを書かさせて頂きますと、一か所のみ（数字を変更）したことがあります。こちらは戒名板と言いまして、お墓本体の脇に戒名のみを彫った石があるのですが、この戒名板は比較的文字の大きさが小さいために、例えば一か所のみ、あるいは、部分的な場合に限れば目立たない程度に直りますが、一行すべてとか、本体の文字を変更というのは直した箇所が目立ちますのであまりお勧めできません。補修用の特殊な材料を入れて修理を行います。

上記以外の方法としましては、費用がかなり掛かってしまいますが、①やはり作り直す②表面を削って彫り直しという2つの方法になります。②に関しましては全体が薄くなってしまいますので、戒名板を支える下の台座も交換しなければなりません。彫った文字の厚みが薄いようでしたら、後ろに何かで支えを入れる場合もありますが、あまり恰好が良くないのでお勧めは出来ないです。

また、お位牌のケースですが、お位牌は棹と台座に分かれます。お位牌で文字を彫り直す場合は棹をすべて交換という方法をとっています。

ご不明な点がございましたらお尋ねください。

生かさせていただいていることに感謝です。