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コラム
70の手習いで毎日音楽を楽しんでいた父が亡くなって5年【生きがいは音楽だった】
2023年8月8日
以前、「70の手習いシリーズ」というタイトルで実例としてこのコラムに私の父親のことを書いておりました。
亡くなって5年が経ちました。
病には勝てず残念でしたが
亡くなる前に本人が
「この10年ほどとても楽しかったが、特にこの4年ほどはとても充実していた」
「音楽でみんなと楽しめて幸せな人生だった」と病床で話しておりました。
訪問演奏に行った先「デイケアセンタハイライフ」の施設長さんとの一枚。
仕事で手一杯だった時に比べて、退職してからの「音楽溢れる毎日」と
「仲間との音楽生活」が非常に充実していたようでした。
年齢を重ねると新しい出会いというものは少なくなるものですが
「音楽」という共通の好きなことで出会った仲間に随分支えられた晩年でした。
「やりたいことがあったらやってみよう。やらないで後悔するよりも
失敗してもいいからやろう」と
幼少の頃から父に言われておりました。
父の晩年の生活はまさにその通りで
「今までできなかった楽器をやってみよう」
「毎日音楽を楽しもう」と
楽器を習い、修理もしたり、自分で作ったりして楽しんでいました。
また、仲間でチームを組みボランティア活動に励んでいた姿も目に焼き付いています。
チームの名前は「夕焼けこやけ」で岡山市社会福祉協議会に登録。
非常に多くのご依頼をいただきありがとうございました。
こちらのコラムでも何度も紹介させていただき反響が大きかったです。
遺品を片付けておりますと、多くの楽器や楽譜の他に
ボランティア演奏に行った先の方々とのやりとり
特に「アンケート」用紙を自分で作り、どうだったか書いてもらったものや
お礼のお手紙や依頼、一緒に行ったメンバーの名簿、
小学校へ行った時は子供さんたちからの可愛い手紙
多くの写真や動画などが出てきました。
遺品の多くは5年の間に徐々に処分しましたが
それらの記録はまだ捨てるわけにはいかず、時々取り出して読んでいます。
晩年の「生きがい」であった「音楽」と仲間。
非常に楽しめたようです。
お世話になった方々に感謝しています。
時々一緒に演奏しました
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