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コラム
日本の伝統木造構法は最先端の耐震性能
2019年7月1日
6月18日午後10時22分、新潟・山形地震が発生しました。
家屋の損壊、ケガ人の被害はありましたが、幸いにも、人命は失われませんでした。
そこで改めて、木を組み合わせた構造と耐震性能の基本です。
今風の家の柱と梁は「ピン」で接合された構造です。
ピンとは、分かり易くいうと、コンパスの根元部分をつないでいる接合方法で、
離れないが回転します。
従って、ピン構造はそのままではグラグラ動きます。
それを止める為に、斜めの部材(筋かい)や合板で補強します。
他にラーメン構造があります(ラーメンとは食べ物ではなく、ドイツ語で「枠」の意味)。
柱と梁をグラグラしない、剛接合で組み立てる、鉄筋コンクリートや鉄骨等の構造です。
昔から伝わる日本の木造建築には筋交いや合板は使われていません。
が、地震国日本で何百年も耐えてきました。
その根拠は、他の構法も併用していますが、ラーメン構造理論が基本となっているのです。
木造の伝統構法というと、古いと思うかもしれませんが、むしろ逆で、ハイレベルの構造理論なのです。
詳しくはホームページ「あがの家・創生プロジェクト」をご覧ください。
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